ブックキュレーターhonto編集員
いつか必ず来るその日の前に。「死とは何か」を専門医が教えてくれる本
やがて来るその日の前に、一度は読んでおきたい「死のトリセツ」になる本を揃えました。教えてくれるのは、解剖医・緩和ケア医・救命救急医など、医師の中でも「看取り」の経験が特に豊富な専門医。人は何が原因で、どのように死んでいくのか。遺体にはどんな情報が潜んでいるのか。読み終えたとき、「死」についての理解が深まっているはずです。
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本書を読んだ誰もが、このタイトル通りの感想を抱くはずです。『おならやゲップを我慢すると死ぬことがある』『米粒ほどの小さなお菓子が喉につまっただけで、心停止を起こすことがある』。著名な監察医が紹介する「人の死因」のバリエーションに驚かされます。
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水深わずか10cmの排水溝で溺死したケース。老老介護の果ての不幸な事故死。病死として処理される寸前だった他殺体。将来を悲観した祖父と孫の無理心中・・・。遺体を前にした解剖医は、何を考えながらメスを握るのでしょうか。現役の解剖医が、解剖台の上に横たわる遺体が放つ声なき声に耳を傾け、人の命の儚さを綴った一冊です。
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死ぬときに人はどうなる10の質問
大津 秀一(著)
『終末期を迎えた患者に死の話はタブーか?』『孤独死は不幸な死に方か?』。答えを見いだすのがとても難しい、人の死にまつわる根源的な10の問い。緩和医療の専門医として1000人を超える患者を看取ってきた著者が、「人はなぜ死ぬのか」を誠実に語りかけている本です。
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死亡直前と看取りのエビデンス
森田 達也(著) , 白土 明美(著)
終末期医療のベテラン医師が、「人が病院で亡くなる時の経過」について論文を引用しつつ詳細に解説している一冊。新人医師や看護師に向けて書かれた本だが、やさしい言葉遣いのためか医学の素人でも問題なく読めます。『死のまぎわの呼吸困難や痛みはどこまで緩和できるか』など誰もが知りたい情報が網羅されていて、とても参考になります。
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