ブックキュレーター杏林大学外国語学部准教授 倉林秀男
英語力の根幹である「文法力」を鍛えるための良書
『ヘミングウェイで学ぶ英文法』を読んで、英文法への興味が深まったら、これらの本にぜひチャレンジしてみてください。基礎的な知識を手軽に確認できるドリルや参考書から、手元にぜひ置いておきたいレファレンスとして活用できる包括的で「骨太」な文法書まで幅広く選んでみました。
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英文法基礎10題ドリル
田中 健一(著)
並べ替え問題を解くことで、入門レベルの英文法と英語の語順を身につけることができます。本来は学習参考書という位置づけですが、社会人の方などが「やり直し英語」のはじめの一歩と活用されるのも大変有用だと思います。
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仲本の英文法倶楽部 代々木ゼミ方式
仲本 浩喜(著)
本書を繰り返し読みこんで、書かれている文法事項を全て頭にたたき込めば、英文法の基本はバッチリ押さえられると思います。読んでいてまったく飽きない、仲本先生によるユーモラスで個性的な解説は他に類を見ません。
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レファレンスとして使える英文法書の定番中の定番です。あらゆるレベルの学習者が、手元に置いておくべき文法書だと思います。まず練習問題を解いて、自分の弱点を見つけてから本文を熟読するという使い方もおすすめです。
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「読む」ための英文法 むずかしい英文も読める
田上 芳彦(著)
難解な英文を読むために必要となる文法事項をまとめています。一般的な文法書や受験参考書ではあまり解説されていなかった「盲点」が、この本では説明されています。「なるほど!」と納得しながら英文法の知識を深められます。
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現代英文法講義
安藤 貞雄(著)
日本語で書かれたものとしては最高レベルの文法書です。たいていの疑問は、この本を確認することで解決できるはずです。この本のすごいところはNBと表記された「注釈」だと思います。かなり深く掘り下げてあり、とても勉強になります。
ブックキュレーター
杏林大学外国語学部准教授 倉林秀男杏林大学外国語学部准教授。博士(英語学(獨協大学))。専門は英語学、文体論。<ことば>にかかわること全般を対象に研究を行っている。日本文体論学会代表理事(2018年~)、日本ヘミングウェイ協会運営委員。著書に『ヘミングウェイで学ぶ英文法』『ヘミングウェイで学ぶ英文法2』(共著、アスク出版)、『ヘミングウェイ大事典』(編集・項目執筆、勉誠出版)、『街の公共サインを点検する』(共著、大修館書店)、『言語学から文学作品を見る―ヘミングウェイの文体に迫る』(開拓社)などがある。
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