ブックキュレーターhonto編集員
手軽に行って帰れる空想ワールド!不思議な世界を片手間で味わえる本
おうちにいながら、パパッと手軽に行ける不思議な世界があったらいいのに・・・と思ったことはありませんか?それもお料理の合間や、お風呂を沸かしている合間など、ちょっとしたすきま時間に遊びに行ける場所があったらうれしいものです。ここでは、片手間で読める空想世界が広がる本を紹介します。小粒でもぴりりとセンスが光る作品をどうぞ。
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一千一秒物語 改版
稲垣 足穂(著)
幻想的でありながらも洒脱な文体で、熱狂的なファンの多い稲垣足穂。デビュー作にして彼の世界観を決定づけた本作では、小品が生き生きと描かれています。お月様やホーキ星など抽象的なモチーフが自由気ままに遊び、たった数行ぽっちで小宇宙を駆け抜けることができる一冊です。
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派手さはないけれど、大切に胸の中にとっておきたくなるお話が詰まった童話集です。子ぎつねの子の青く染まった指で窓を作ると、絶対に見えないはずの何かが見えてくる・・・。収録作「きつねの窓」は、動物と人間の関係がサラサラとやさしく寂しげに表現されています。子どもの頃に見た夕暮れを思い出させてくれる一冊です。
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魔法使いのチョコレート・ケーキ マーガレット・マーヒーお話集
マーガレット・マーヒー(著) , 石井 桃子(訳) , シャーリー・ヒューズ(画)
魔法は下手だけどチョコレートケーキを焼くのは大得意、というなんとも憎めない魔法使いが出てくる短編集です。この魔法使いの日課は友だちであるリンゴの木と一緒にお茶をすること。自然やケーキの描写がなんとも言えず牧歌的で、どこにいても春の陽気を感じさせてくれます。お茶のお供にぜひどうぞ。
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スコープ少年の不思議な旅
桑原 弘明(作品) , 巖谷 國士(文)
掌にのる小さな不思議な箱、その穴を覗き込むと世界が現れます。この本はスコープ作家である桑原弘明氏の作品を、評論家の巌谷国士氏が文章で案内する詩情あふれる作品集。覗いたものだけが知り得るノスタルジーな箱庭宇宙は味わい深く、日常を忘れて空想世界に漂えます。覗き穴が世界の入り口なのです。
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