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エラリー・クイーンの名作「悲劇4部作」にオマージュを捧げたミステリー小説
推理小説黄金期を支えたエラリー・クイーンの代表作と言えば、『Xの悲劇』から始まる「悲劇4部作」。耳が不自由な元俳優ドルリー・レーンを探偵に据えたこの作品群は今でも評価が高く、なかでも『Yの悲劇』はその論理的かつ衝撃的な真相で読者に大きな驚きを与えました。この「悲劇4部作」にオマージュを捧げたミステリー小説を紹介します。
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「悲劇4部作」の探偵ドルリー・レーンを彷彿とさせる耳の不自由な俳優を探偵役にし、4部作すべてのオマージュに挑んだ連作集です。4部作を読んでいるほど楽しめる仕掛けがあり、読後にはオリジナルを再読したくなることでしょう。魅力的なキャラクターたちの振舞いが楽しく、切れ味の鋭い物語です。
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多くのシリーズ作品を執筆している森博嗣。過去シリーズの登場人物が活躍する「Gシリーズ」10作目は、処女作『すべてがFになる』にも登場した島田文子が主人公。香港のトラムで起きた殺人事件に「χ」のダイイングメッセージがあるなど『Xの悲劇』を意識したつくりになっています。
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