不条理から逃げ出せ！ハラハラが止まらない「脱出劇」コミック

6～12歳の子どもたちが暮らす孤児院の正体は、人喰い鬼のための人肉農場でした。自分たちがエサとして育てられていたと知った子どもたちは、大人顔負けの頭脳を駆使して孤児院からの脱走を試みます。ダークファンタジーですが特殊能力や魔法の要素はなし！あくまでも「頭脳戦」で鬼を出し抜く展開に、スカッとストレス解消になる一冊です。

全校生徒1021名のうち女子の総数1016名。圧倒的に女子の力が強いこの学園で、ある事件を起こし懲罰房に監禁された5人の男子生徒。現代社会とは思えないほど劣悪な環境に閉じ込められた彼らは、やがて脱獄を企むようになり・・・。頭脳戦×ギャグ×エロの三拍子そろっていて、読めば笑いが止まらなくなる脱出劇です。

本作の鍵を握る「赤い人」は少女の幽霊ながら、素手で人体を引きちぎる凄惨な殺人者。真夜中の学校に閉じ込められた主人公は赤い人から逃げ惑いながら、8つに分割された「カラダ」を探さなければなりません。どこまでも追いかけてくる赤い人の臨場感も抜群で、ページをめくるたびに新たな恐怖が押し寄せてきます。

悪の警視総監にはめられ、無実の罪で捕まった少年リク。ギャングや殺人犯がはびこる危険な刑務所に収監されたリクですが、義侠心の強い性格で他の囚人を惹きつけ、いつしか彼の周囲には脱獄を目論む一つのチームが形成されていきます。囚人VS看守のシンプルな構図だけに、雑念なく人間ドラマと頭脳戦を楽しめる名作です。

馴染みの動物園で「人面の動物」に襲われた主人公。不気味な動物が暴れまわる動物園からはなんとか脱出できたものの、彼らの町はすでに人面動物の支配下に置かれていました。町が丸ごとパニックに巻き込まれるスケールの大きさは、動物版バイオハザードといった趣があります。果たして主人公は安全な町外へ脱出できるのでしょうか。