ブックキュレーターhonto編集員
鉄道の旅を読んで楽しもう!「読み鉄」にオススメの名著
鉄道オタクというほど詳しくないけれど、鉄道が好き!「読み鉄」入門編として、そんな人にこそ読んでほしい鉄道に乗ることや、旅先の楽しみである食事や景色、時代背景、地域の文化など、鉄道に関する各種要素をさまざまな角度から記したエッセイを集めました。読んで楽しむ「読み鉄」で、旅行気分を味わってください。
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内田百間集成 1 阿房列車
内田 百間(著)
「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪に行って来ようと思う」という謎の名言から始まる、鉄道紀行文学の傑作です。観光や長逗留を嫌い、鉄道に乗ることそのものを目的とする旅を好んだ内田百閒自身をモデルとする無邪気で天の邪鬼な「私」とともに、日本中を旅する気分を味わえます。
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『負け犬の遠吠え』で有名な酒井順子による、現代の女性版『阿房列車』のようなエッセイ。電車に揺られながらうとうとするのが好きな著者が、鉄道オタクの編集者にアテンドされ、さまざまな企画に挑戦。宮脇俊三がかつて行った、東京の地下鉄全線を1日で完乗する企画など、過酷かつ楽しそうな旅の記録がまとめられています。
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鉄道をはじめ、船、飛行機、自動車など、乗り物好きな著者がそれらを使っての旅の楽しさを書きまとめたエッセイ。祖父の代から3代にわたって運転士をしている男性の話など、遠くなりつつある1950年代を、交通と旅を通して描写した歴史的な側面もあり、時代を知るという意味でも読みごたえがあります。
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鉄道エッセイコレクション 「読み鉄」への招待
芦原伸(編)
内田百閒や宮脇俊三による著名な鉄道エッセイから、太宰治が初めてその筆名で発表した『列車』、トラベルミステリーの大家である西村京太郎の『時刻表から謎解きを』など、近現代の作家たちの鉄道エッセイを20作収めたアンソロジー。タイトル通り、はじめての「読み鉄」にもオススメです。
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