命の大切さを改めて考える。－あなたの大切な人は誰ですかー

私たちの世界は100年周期で回っている。80歳まで生きた人は残りの20年を天国で過ごし、また生まれ変わる。天国で大切な人が生きている世界、素敵だと思いませんか。大切な人の存在を改めて実感し想いを馳せ、どこか懐かしい気持ちになれる作品です。

僕の記憶は80分しかもたない。記憶がもたない天才数学者とその家政婦と息子の三人を描く。記憶時間が短くなっていく博士とどう過ごすか、暮らしていくうちに本当の家族のようになっていく姿に、大切な人の時間を大事にしようと思える一冊です。

推理小説で有名な東野圭吾さんの感動作。32年前から届いた悩み相談の手紙。あの時どうすればよかったのか、変えることのできない過去と現在、誰も知り得ない未来。今本当に大切なこと、本当にすべきことをあなたはできていますか？読み終えた後には少しだけ前を向いて今を見つめなおすことが出来るはずです。

死に興味を持った小学生3人組。近所のおじいさんの最期を目撃しようと観察を始めた彼らとおじいさん夏休み。純粋な小学生の視点からみる「死」の概念と、対応して浮かび上がる「生」。彼らにとって大切な人となったおじいさんの死をもって追体験する悲しみは私たちの考え方にも大きな影響を与えるでしょう。

国の政策により心臓を破壊する装置を埋めこまれた10歳の子供達。自分の意志で手元にあるスイッチを押せば確実に死ぬことが出来る。なんのために生きるのか、自分の命の存在価値を今一度見つめなおす一冊。命の大切さに気付かされる山田悠介さんの感動作です。