ブックキュレーターhonto編集員
文章と絵で独自の世界観を表現!著者自身が挿絵を手掛けた本
大抵の本は文章と絵を別の人が担当しますが、ときには著者自身が両方を手掛ける例もあります。著者が実は画家だったり、指名した挿絵画家に断られてしまったりと理由はさまざまで、さらにその絵が必ずしも上手だとは限りません。ですが、物語を創った著者自身が描くからこそ、その絵には読者に訴えかける力が宿っているはずです。
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お人好しのホビットが竜から故郷の奪還を目指すドワーフたちに巻き込まれ、旅立つさまを描いた物語です。もともと挿絵はつかない予定だった本書ですが、著者の手紙に添えられた絵を出版社が気に入り、挿絵に使うことに決めたという逸話は有名。結果、トールキンはさんざん挿絵に注文をつけ、出版社を困らせることになります。
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イギリスからアメリカに向かう船の上で、ロフティングは初めてドリトル先生の物語と挿絵を友人に見せ、出版を勧められます。この物語がのちにシリーズ第1作『ドリトル先生アフリカゆき』となりました。動物の言葉を学んだドリトル先生が、アフリカの猿たちを伝染病から救うため航海に乗り出す。そんな胸躍る冒険物語です。
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ムーミンパパが冒険に出てしまったのに、もうすぐ冬が来る。残されたムーミンたちは家を建てる場所を探して旅をするなか、多くの人々との出会いを繰り返します。本作はヤンソンの著書の中で、初めてムーミンが登場した作品です。彼は画家志望でもあり、ムーミンの造詣は幼少期の落書きから生まれたものと言われています。
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