ブックキュレーター翻訳家・ライター 柳澤はるか
北欧を旅する紀行文、エッセイ
北欧5ヵ国を旅した気分になれる紀行文を集めました。北極圏の大自然を歩くロングトレイルから、オーロラ観測の団体ツアー、羊に会いに行くひとり旅まで、旅の目的もスタイルもさまざまです。自由に海外旅行ができない今だからこそ、ゆっくりと本のページをめくり、あれこれ想像をめぐらす時間を楽しんでみませんか。
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北緯66.6° 北欧ラップランド歩き旅
森山 伸也(著)
ラップランドとは、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの北部とロシア・コラ半島にまたがる地域。北極圏に位置し、手つかずの大自然が広がります。このうち北欧3国にまたがる「北極圏トレイル」のコースを、テントを背負って歩く旅に出かけたのが本書。雄大な自然との対峙や予期せぬハプニングのドキドキ感が魅力。
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美しいものを見に行くツアーひとり参加
益田ミリ(著)
北欧と聞いて、オーロラを思い浮かべた人に。スウェーデン・ノルウェー・デンマークに滞在したオーロラ観測ツアーのエピソードが収録されています。食べたご飯や買ったお土産、現地の人の様子など道中が細やかに綴られ、同じツアーに参加している気分に。胸が高まるような、あたたまるような、愛おしい気持ちになります。
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風とマシュマロの国
ふかわ りょう(著)
アイスランドの魅力にとりつかれ、2007年以来、繰り返し現地を訪れているふかわりょうさんによる旅行記。恋に落ちたようにアイスランドが気になり始め、何度か訪れるうちやがて「恋が愛にかわる」と綴る著者。「マシュマロ」、ことアイスランドのまんまるい羊たちとの静かな時間が流れています。
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村上春樹さんによる紀行文集。アイスランドとフィンランドが登場します。アイスランドに猫が多いというのはこの本で初めて知りました。村上さんは小説『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』でフィンランドを出していましたが、そのフィンランドシーンはすべて想像で書いてから、今回の旅に出かけたそうです。
ブックキュレーター
翻訳家・ライター 柳澤はるか1985年生まれ、東京大学文学部言語文化学科卒。20代後半、偶然訪れた北欧の国々にシンパシーを覚えたのをきっかけに北欧の研究をはじめ、現在は、翻訳や執筆、講演などをとおしてフィンランド文化を中心に発信している。訳書に、フィンランドのベストセラーコミック『マッティは今日も憂鬱――フィンランド人の不思議』『マッティ、旅に出る。――やっぱり今日も憂鬱』、フィンランド独特の精神「SISU」と幸せの秘密にせまる実用書『フィンランドの幸せメソッド SISU(シス)』(いずれも方丈社)がある。東京在住、森の暮らしとの2拠点生活を模索中。
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