ブックキュレーターhonto編集員
競馬に隠されたロマンとミステリー。知られざる競馬ミステリーの世界
ターフを駆けるサラブレッドが魅せる躍動感。競走馬が持つ個性や血統。競馬は、ほかのスポーツにはない独特の魅力を放っています。実はミステリーのなかには、競走馬や騎手を登場させる物語が少なくありません。競馬ファンはもちろんのこと、競馬には詳しくないミステリーファンも楽しめる、競走馬の情報や知識が満載の競馬ミステリーをご堪能ください。
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元騎手のディック・フランシスは生涯40作を超えるミステリーを執筆していますが、そのすべてが競馬にまつわるものでした。競馬ミステリーといえば著者が挙げられますが、その最高傑作とされることも多いのが本書。競馬と馬への愛にあふれた良質なハードボイルド小説で、翻訳の素晴らしさも味わうことができます。
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夫が2頭の馬とともに射殺され、妻も友人と一緒に不可解な死を遂げた・・・その死の謎を探るミステリーです。競馬知識のない主人公に時折レクチャーが入るため、何も知らなくても心配いりません。江戸川乱歩賞を受賞した本作は、競馬の奥深さが学べる上、中盤以降の怒涛の展開に圧倒される、岡嶋二人のデビュー作です。
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騎手だった父がレース中に落馬して死亡。息子も騎手となり、その死の真相を解明しようと試みます。臨場感のあるレース描写、少しずつ緊張が高まっていくストーリー展開には息を飲みます。サラブレッドを取り巻く騎手、厩務員、調教師たちの人間ドラマも存分に描かれ、読後感も爽やかな競馬ミステリーです。
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強襲
フェリックス・フランシス(著) , 北野 寿美枝(訳)
競馬ミステリーの大御所ディック・フランシスの次男であるフェリックスのデビュー作は、やはり競馬ミステリーでした。父親の晩年には共著というかたちで執筆に関わっていたため、しっかりとその遺伝子を受け継いでいます。父親の影響を色濃く受けてはいるものの、見事に新たなものとして完成された「新・競馬シリーズ」です。
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