ブックキュレーターhonto編集員
人生のエッセンスが凝縮された「落語」の魅力に触れることができる本
落語には、人生のさまざまな場面に遭遇したときの人の気持ちがコンパクトに表現されています。男女のこと、ご近所のこと、会社の人間関係のこと、家族のこと。悲しいこともうれしいことも、すべて落語の話に凝縮されています。人生って素敵だな・・・そんな気持ちにさせてくれる、落語のエッセンスが詰まった本をそろえました。
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いつの時代も人の悩みは尽きないものです。本書では、噺の舞台を江戸時代から現代に移し、ショートショート風にアレンジして紹介しています。落語や講談は、悩みごとも悲しい話も最後には笑いに変えてしまう力があるのです。読み終えるころには、どこからか「気楽に生きればいいのさ」といった声が聞こえてくるかもしれません。
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落語の世界の住人たちは「粋か?野暮か?」を大切にしています。じつは昭和の中頃までは、金はなくても一本筋が通った粋な大人たちがたくさんいたものです。本書では、今や忘れられかけている「粋」について、落語の噺のなかから紹介しています。読んだあとにはきっと、粋な大人の生き方に思いを馳せていることでしょう。
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古典落語の「人情噺」のオチには、その噺のエッセンスがすべて詰まっています。この本は名作のオチを紹介しながら、人情噺ならではの醍醐味も丁寧に教えてくれます。数字ばかりを追っていて、人の心が後回しになりがちな今の世の中。やるせない気持ちになったときはこの本で癒やされましょう。
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落語には人生の喜怒哀楽が詰まっています。楽しいことばかりが人生ではありません。困ったとき、苦しいときは、落語の知恵に触れてみませんか?人と人が触れ合うことで生じる刺々しいエピソードも、落語の噺になってしまえば、きれいに丸く収まります。読めば「ああ、そう考えればいいのか」と気持ちが楽になるはずです。
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落語の世界の人間ドラマは、現代社会でもよくある話ばかりです。上司や同僚とうまくつき合うコツ、他人の上手ないたわり方、いつの時代も変わりません。ぎくしゃくしたり、悩んだりしたら、落語の世界の処世術を学んでみませんか。作家・童門冬二が、落語の世界と現代社会を上手に比較しながら落語の魅力を語ります。
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