ブックキュレーターhonto編集員
漫画だからこそ伝わるものがある!日本の古典文学の奥深い世界
文法が難しくて理解できない、現代語訳は表現がまどろっこしい・・・という理由から、読みたくてもなかなか手が出しにくいのが日本の古典文学です。それなら、奥深い古典文学の世界を漫画で楽しんではいかがでしょうか。漫画だからといって侮るなかれ。原作で描かれた世界観や登場人物の豊かな感情は、漫画だからこそ、より鮮明に伝わってきます。
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『古事記』は、奈良時代の712年に成立した日本最古の歴史書です。上中下の3巻から成り、神々が天地を創造する天地開闢(てんちかいびゃく)から物語が始まります。『この世界の片隅に』で人気の漫画家・こうの史代がボールペンで描く、古事記の世界をご堪能ください。
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あさきゆめみし 1 新装版 (Kiss)
大和 和紀(著)
平安時代に紫式部が書いたとされる全54帖にわたる長編物語が『源氏物語』です。光源氏とその一族を中心として、さまざまな人物の愛憎と人生が描かれます。本書はその原作を忠実に再現し、刊行以来、長く読み継がれている漫画です。読後、原作も読みたくなってくるでしょう。
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平安時代に清少納言によって書かれた随筆である『枕草子』。中宮定子に仕えた清少納言が、その鋭敏な美意識でとらえた宮中生活の記録と、自然や人間観察の多彩なスケッチが描かれます。現代人でも共感のできる内容が満載の『枕草子』をコミカライズした本書は、コラムも充実していて、原作以上に楽しめるかもしれません。
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『小倉百人一首』は、平安時代に藤原定家が古今の和歌から百首を選んだ、和歌の傑作選とでもいうべきものです。三十一文字(みそひともじ)に込められた思いは千年以上が経った現代でも生き生きと感じられます。シリーズを通して、百人一首の歌人たちの物語が劇的に描かれています。
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『平家物語』は、平家一門の栄華と没落を中心に、貴族社会から武家社会へと移り変わっていく激動の時代を描いた軍記物語です。学研の「まんがで読む シリーズ」では、その物語の内容や時代背景を楽しみながら知ることができます。他の巻には『平家物語』以外の日本の古典文学がいくつか収録されているので、古典入門として最適のシリーズです。
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