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ノーベル文学賞に輝いた2人の日本人作家。川端康成と大江健三郎の文学作品
1901年から続くノーベル文学賞の長い歴史の中でも、日本人の受賞者はわずか2人に限られます。ここではその2人、川端康成と大江健三郎の代表作を集めました。日本が生んだ誇るべき才能ですが、名前を知っていてもその小説を読んだことはないという方も少なくないでしょう。世界が認めた日本人小説家による至高の文学をご堪能ください。
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不幸続きで内向的になってしまった主人公の若者と、アルコール依存症の妻。そして、快活ながら狂気を内に秘めた、主人公の弟の破滅と再生を描いた重厚な青春小説です。暴力や姦淫などの衝撃的な内容に満ちていますが、その勢いについ惹き込まれてしまいます。読み始めは少々難解でも、慣れるとそれすらおもしろく感じられます。
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体制に反発し、望むままに生きようとした者たちのカタルシスと破滅を描いた、シニカルな純文学小説です。大江健三郎の小説のなかでも群を抜いて衝撃的な内容ながら、円熟の極みに達した巧みな構成は圧巻のひと言。暴力を伴うアナキシズムの愚かさを訴えつつも、そこに身を投じた者たちの存在意義を深く掘り下げています。
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