ブックキュレーター映画プロデューサー 叶井俊太郎
オオカミに育てられた子供についての本
実は今年(2021年)野良人間/獣に育てられた子どもたちというドキュメタリーホラーを全国で公開するわけだが、調べてみたらオオカミやら動物に育てられた人間の子供って世界中にいるんですよ。そんな動物に育てられた子供本5冊がこれ!
- 2
- お気に入り
- 7240
- 閲覧数
-
狼に育てられた子 カマラとアマラの養育日記
J・A・L・シング(著) , 中野 善達(訳) , 清水 知子(訳)
1977年の本。インドの奥地で狼に育てられた2人の少女が救出された。2人の少女が人間社会に向けての記録本。これは有名な話で昔テレビで4つ足で歩いたり犬のようにご飯を食べる姿を見たことがある。ネットではどうやらこの2人の少女は捏造だという話も多いけど、今でもこの本が売ってるってことは実話なのでは?
-
野生児の世界 35例の検討
ロバート・M.ジング(著) , 中野 善達(訳) , 福田 広(訳)
これも1978年の本。タイトルの通り、狼に育てられた子供以外にキリン、サル、犬、ライオンなどどれもほんとかよ?と思えるほどありえない動物に育てられた子供たちが35例も登場する!キリンがどうやって人間の子供を育てるんだよ!とか、ツッコミ入れ放題なんだが、マジで実話らしく驚愕しまくる・・・
-
オオカミ少女はいなかった スキャンダラスな心理学 増補
鈴木 光太郎(著)
インドで見つかった2人の狼少女、実は捏造だった!という。発達障害の子供に無理やり四つん這いで歩かせたり、犬のようにご飯を食べさせたりしたらしい。そもそもこの2人の少女が発見された洞窟には狼はいなかったし、写真にも不振な点が多いと指摘してる。なるほど・・・今となってはいたのかいなかったのか、わからんがどうなんだろうか。
-
謎解きアヴェロンの野生児
鈴木 光太郎(著)
19世紀のフランスのアヴァロンで浮浪者の子供が野生児として話題になったという実話。浮浪者イコール野生児ではなく、言語障害や自閉症だったということみたいだけど、何故に突然浮浪者が脚光浴びるようになったのか謎です・・・
-
カスパー・ハウザー 地下牢の17年
A・v・フォイエルバッハ(著) , 中野 善達(訳) , 生和 秀敏(訳)
19世紀のドイツで地下牢に17年間も監禁されてた野生児。言葉も読み書きもできず、身体も長年の監禁状態で骨格が変形、歩くこともできなかったらしい。そんな野生児がいかにして人間社会に向けて復帰できたのか、という話。しかし、17年も監禁って凄い話だな。これ映画化もされてるらしい。
ブックキュレーター
映画プロデューサー 叶井俊太郎(株)サイゾーTOCANA編集部 配給宣伝プロデューサー。『キラーコンドーム』などのホラーコメディ映画から、日本でも大ヒットした『アメリ』まで幅広い買い付けと宣伝をプロデュース。ピクトアップ、日刊サイゾーなど雑誌連載コラム多数。主な著書に映画評論家江戸木純氏との共著『映画突破伝』、『ビッグヒットは五感でつかめ!』、奥様で漫画家の倉田真由美氏との共著『ダメになってもだいじょうぶ—600人とSEXして4回結婚して破産してわかること』など。ノンフィクションやコミックを中心に1,000冊を超える本を所有。気になる本があれば片っ端から購入するクセがあり、自宅の本棚には本が日々増加中。
ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です