ブックキュレーター幻冬舎編集者 羽賀千恵
憧憬せずにはいられない、鮮烈な女性たちの人生に学ぶ
「等身大」や「共感できる」といった人物像とは正反対。でも、その人生を知ると不思議と力が湧いてくる。そんな女性たちの評伝&エッセイを集めてみました。
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明治維新で女性が医者になることが不可能になった当時。そんな「ガラスの天井」を破っていった女性たちの物語。「困ったときは直談判」する姿勢はいまも学ぶところ多々。
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塩を食う女たち 聞書・北米の黒人女性
藤本和子(著)
『西瓜糖の日々』などブローティガン作品の訳者として知られる藤本和子さんが、奴隷としてアフリカから米国に連れてこられた黒人女性たちの肉声を集めた1冊。生き延びる力とは何かを教えてくれます。
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村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝
栗原康(著)
伊藤野枝について書かれた本はたくさんあるけれど、著者の栗原さんがその破天荒さに声援を送りながら書くスタイルが秀逸。正直、野枝は男性に影響を受けすぎではと思うのですが、栗原さんの声援でそんな側面も人間くさく愛おしく感じられます。
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登場するのは、安藤サクラ、夏木マリ、上野千鶴子、そして重信房子といった「自分を生きる」12人の女たち。著者・島﨑今日子さんの鋭くシックな文章に浸りながら、それぞれの闘いぶりを深く知ることができる人物評伝です。
ブックキュレーター
幻冬舎編集者 羽賀千恵出版社数社を経て幻冬舎入社。コミックエッセイの編集を10年ほどしたのち、いまはノンジャンルで単行本、文庫、新書と何でもありでやっています。
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