ブックキュレーターhonto編集員
数学や数式アレルギーの人にオススメ。数学を身近に感じられる本
特有の数式や記号になじめず、数学を敬遠してきたという人は多いでしょう。しかし、数学は自然法則の解明はもちろん、私たちの気がつかないところで社会を支えている、と聞くとどうでしょう。よく知らないまま、毎日を過ごすのはもったいないと思いませんか。わからないことは深追いせず、わかることだけでも取り入れて、視野を広げてみてはいかがでしょう。
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ここで取り上げる「でたらめ」とは乱数のことで、規則性のない数字の羅列を指します。その昔、乱数のみ記した分厚い本が重宝されましたが、現在ではコンピュータで乱数を生成し、暗号や世論調査など実生活に幅広く応用されています。「でたらめ」の本質と「でたらめ」であるがゆえの価値を併せて考える異色の数学本です。
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数学、それは宇宙の言葉 数学者が語る50のヴィジョン
サム・パーク(著) , 蟹江幸博(訳)
イギリスの数学と応用研究所、創立50周年を記念する本です。50という数は、0以外で2つの平方数の和が2つある最小の数であり、特に安定している原子が持つ核子の数でもある、魔法の数字なのだそうです。最先端からちょっと変わった数学までを扱いつつ、各トピックスが初心者にもおもしろく書かれている興味深い一冊です。
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数学で考える!世界をつくる方程式50
リッチ・コクラン(著) , 松原 隆彦(監訳) , 山本 常芳子(訳)
数学の概念は数式に凝縮されています。見慣れない記号や数字の羅列に尻込みせずにその意味を知れば、理解できるようになります。本書は、数式に込められた概念を、イラストや図表を使いながら親しみやすく説明します。項目ごとの読み切りなので、興味のあるページだけに目を通すなど、自由な読み方ができる一冊です。
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江戸時代、私たちが現在学んでいるものとはまったく別の、独自に発展した数学が存在していました。多くの学習書が出版され、専門家や商人だけでなく一般の人たちも数学に親しんでいました。本書は、関孝和や建部賢弘など当時の数学者の業績や各流派の特徴などを取り上げ、江戸時代に花開いた和算の世界に読む人を誘います。
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