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1種類の生物をひたすら追い続ける!?研究者の探求心に感服させられる本
たった1種類の生物の生態や習性を知るために情熱を燃やす研究者たちは、いわば究極のオタクと言えるでしょう。彼らの著書は対象の生物についての深い造詣と愛情、そしてびっくりしてしまうようなエピソードにあふれています。私たちの人生に思いがけない知識や知恵を与えてくれる研究者たちの、情熱あふれる言葉に耳を傾けてみませんか?
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アリの生態に魅了され、ひたすらにアリを研究し続けている著者によるアリエッセイです。アリたちの会話やアリ社会の脅威の形態、ヒアリの危険性など、本書にはアリに詳しい人でも驚くような発見が満載。フィールドワークを重ね、誠実にアリと向き合った著者による、アリに関する膨大な知識が詰まった一冊です。
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カラス学のすすめ
杉田 昭栄(著)
日本屈指のカラス博士が、カラスを隅々までを解説した一冊です。カラスの基本的な生態はもちろん、驚くほど高い知能や文化的な側面、カラスが過去に起こしたさまざまな事件についても詳しく書かれています。読後はカラスを見る目が変わっていることでしょう。誰かに話したくなるトリビアが満載です。
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今まで誰も知らなかったウナギの天然産卵場所を世界で初めて突き止めたのが、ウナギを追いかけて40年以上という著者のグループでした。本書に描かれているのはウナギについての膨大なうんちくと、ウナギの卵を太平洋中で探し回った発見秘話。ウナギに対する著者の執念に舌を巻きます。
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ダチョウ研究の第一人者である著者の研究エッセイです。著者の開発したダチョウ抗体マスクは、インフルエンザやコロナウイルスの予防になることで世界的にも注目されています。ダチョウの生態に関するさまざまな知識が得られるのはもちろん、著者の子ども時代のエピソードやダチョウ研究についても楽しく読めます。
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バッタの被害を食い止めるため、アフリカ北西部モーリタニアに単身乗り込んでバッタを観察し続けた著者のエッセイです。バッタについてのうんちくをはじめ、現地の言葉もわからないまま始まったアフリカ生活や、著者が研究者として生計を立ててゆく過程など読みどころ満載。感心したり笑ったり、ときに考えさせられる一冊です。
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