ブックキュレーター映画プロデューサー 叶井俊太郎
家族内殺人本ベスト5
日本で起こる殺人事件の多くは家族内での殺し合いらしい。介護や障害者を持つ親や子供が殺した、というニュースはたまに見かけるし、子供を虐待して殺してしまう親もいるよね・・・そんな家族内殺人事件本5冊がこれ。
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著者は貧困問題、介護、精神疾患についての書籍多数のノンフィクション作家の石井光太氏。この人の本は似たような内容の本が多いので、どれを持っててどれが持ってない本なのわからなくなってるので、最近は最新本はチェックしてなかった。この本はたまたま手にとって読んでみたら、家族殺人の実例集だったので、その場で購入。この本に登場する狂った妻は戦慄もの。ダンナの愛情が自分より子供にあると思いこみ、3歳の子供を自宅のあるマンションから自らの息子を放り投げ殺害・・・マジあり得ない展開に読んでて絶句です・・・
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親の介護がキツくなっての子供による親殺しの実録をまとめた本。殺した子供や親族は逮捕され裁判にかけられるのだが、裁判長は「もっと周りの人に頼れば殺人事件にならなかった」というが、介護に追い詰められた家族にはそんな余裕なかったと思うね・・・
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タイトルの通り、親の介護で限界にきた子供が親を殺すという話。しかし、この本で取り上げられた親殺しの子供らは基本的に真面目な人だと思う。マメに親のシモの世話やら食事やら身の回りの世話しまくる。オレは自分の親の世話は無理だな・・・逆にオレも老人になって認知症とかボケても自分の子供に世話してもらいたくない!
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介護疲れでの子供の親殺しだけではなく、子供にいちいち干渉してくる親いるじゃないですか。で、子供がノイローゼ気味になってしまうとか。子供による親殺しの三大要因は「親の過干渉」「劣等感」「介護」なんだそう。とにかく、親を殺したくなったらこの本を読め、と言ってるがそんな状況になってる心理状態だと読む前に殺してるね!
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しつけとして親が子供を殴る、蹴るやら、兄弟姉妹でご飯の内容とか服で格差をつける親がいる。子供がいい学校、いい会社に入ることを親は願ってるらしいが、実際は自分の親族、周りの人に対して子供自慢したいだけらしい!そんなあり得ない思考を持った狂った親を何人か紹介してる。
ブックキュレーター
映画プロデューサー 叶井俊太郎(株)サイゾーTOCANA編集部 配給宣伝プロデューサー。『キラーコンドーム』などのホラーコメディ映画から、日本でも大ヒットした『アメリ』まで幅広い買い付けと宣伝をプロデュース。ピクトアップ、日刊サイゾーなど雑誌連載コラム多数。主な著書に映画評論家江戸木純氏との共著『映画突破伝』、『ビッグヒットは五感でつかめ!』、奥様で漫画家の倉田真由美氏との共著『ダメになってもだいじょうぶ—600人とSEXして4回結婚して破産してわかること』など。ノンフィクションやコミックを中心に1,000冊を超える本を所有。気になる本があれば片っ端から購入するクセがあり、自宅の本棚には本が日々増加中。
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