ブックキュレーターhonto編集員
創作の楽しみや苦悩を疑似体験!?小説家を主人公にしたミステリー
私小説というジャンルがあるように、小説家が主役となる作品は多数あり人気です。創作の悩みやつらさを疑似体験できるだけでなく、作家本人や編集者、出版社など、業界のことにも触れられるため、読書好きにとっても身近な物語が多いもの。そんな興味深い世界を描いた、小説家が主人公のミステリーをピックアップしました。
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新人作家・物実のもとに届いたファンレター。そこには「この世でいちばんおもしろい小説」を考えたが書き方がわからないとあり、文章指南を乞われることに。タイトル通りの実用書ではなくラノベチックな進行ですが、予想のつかない展開に翻弄され、不思議な余韻も楽しめる、読み応えのある一冊となっています。
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覆面作家は二人いる 新装版
北村薫(著)
著者本人も覆面作家だった北村薫の「覆面作家シリーズ」第1弾。二重人格キャラで大富豪の娘でもある覆面作家・千秋がホームズ役、担当編集者・良介がワトスン役となり、コンビで謎を解き明かします。ほのぼのとした2人の掛け合いが楽しい一冊ですが、謎解きもしっかりしているので、本格ミステリーとしても楽しめます。
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作家・待居の作品が賞を獲ったことで映画化の話が持ち上がるものの、監督・脚本を担当する小野川は、なぜかそこに過去に起きたとある事件との関係性を盛り込もうとしてきて・・・。キャラクター造形と構成の巧みさ、著者特有の不穏な空気感は本書でも健在。中盤以降のスピード感にもハラハラさせられる心理サスペンスです。
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売れない作家・ハリーは、収監されている死刑囚・ダリアンから自身の告白本を書かないかと言われるが、それと同時に奇妙な依頼も受けることになります。出版時にはランキングを席巻した話題作で、作中作の「二流」っぷりも楽しめる構成は実に見事。日本を舞台に映画化もされたサスペンスミステリーです。
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