ブックキュレーターhonto編集員
読書の傍らに置いておきたい。辞書や辞典そのものをテーマにした本
読書をしていると遭遇する、意味があやふやな言葉や初めて見る単語。そんなときに便利なのが辞書です。日本では、情報を収集して語彙を増やすために必要な技能として小学校で辞書の使い方を習うので、多くの人にとって辞書は身近な存在であるはず。そんな辞書を「作る側」や、辞書そのものをテーマにした小説やノンフィクションをそろえました。
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2人の辞書編纂者と2冊の辞書の物語です。新明解国語辞典の生みの親である辞書界の革命児・山田忠雄。桁外れの用例をたった1人で集めて三省堂国語辞典を世に送り出した見坊(けんぼう)豪紀。もともと同じ辞書を作っていた2人が、なぜ同じ出版社からタイプの違う別々の辞書を出すことになったのかに迫ります。
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広辞苑はなぜ生まれたか 新村出の生きた軌跡
新村 恭(著)
新村出は、国語辞典の代名詞的存在である広辞苑の編者です。没後50年経って版を重ねた今も、広辞苑には「新村出編」の冠があります。この新村出の生涯や業績を、広辞苑を作る過程をメインに、孫である著者が書き下ろしたのが本書です。徳川慶喜の娘への初恋や女優・高峰秀子との交流など、チャーミングな一面も知ることができます。
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著者は200冊以上の国語辞典をコレクションしている辞書マニアのお笑い芸人。芸人ならではの軽快で親しみやすい文体で、さまざまな国語辞典のルーツや性格、デザインなどの違いを解説しています。個性的な国語辞典の世界を魅力たっぷりに紹介しています。本書を読了後、つい2冊目、3冊目の辞書に手を出してしまうこと必至です。
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