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「死」を思えば「生」が豊かになる。「死」と真摯に向き合うための本
誰もが逃れられないのに、生きているうちには体験することができない「死」。人類は古くから、死について考えてきました。タブー視されることも多いテーマですが、死の存在は同時に、生きることについて考えるきっかけを与えてくれます。ここでは、さまざまな角度から死を考察している本をピックアップしました。生きる上での大きなヒントになるはずです。
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イェール大学で人気を博した講義の完全翻訳本です。死から目を背け、タブー視するのではなく、オープンに、そしてフラットに語り合い、同時に生きることについて考える大切さを説いています。「DEATHからさらに考察を深めたい人のための読書案内」も収録。
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死とは何か。人はなぜ死ぬのか。誰しも一度は考えたことのある「生と死」の問題について、池上彰が考えた一冊。宗教による死生観の違い、僧侶との対談など、死との関わりが深い宗教を通した考察も興味深い内容ばかり。学生向けに書かれているので読みやすく、「死」を考える最初の一冊にもうってつけです。
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死とは何か さて死んだのは誰なのか
池田 晶子(著) , わたくし、つまりNobody(編)
死について考えることは、つまり生きることについて考えること。死を切り口にしながら、どう生きるか、どう覚悟を決めるか、自分はどう考えるのかについて、さまざまな角度で語られています。生と死について考え続け、でも生きていれば大丈夫だと繰り返し伝えてきた、哲学者・池田晶子の最後の著書です。
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メメント・モリ 死を想え
藤原新也(著)
日々を生きるなかで、死を意識する瞬間はそうないものです。しかし、常に死と隣り合わせにある国や地域も世界には珍しくありません。本書には、インドにおける火葬などの風景写真が短い文章とともに数多く掲載されています。インパクトのある写真から、死がただ恐ろしいだけのものではないと、やさしく気づかせてくれるでしょう。
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死は、その日が来るまで経験できないもの。それゆえに、文化やアート、思想を通じて、昔から多くの人たちが死に思いを馳せてきました。苦悩し、思索し、死と向き合ってきた先達たち。本書では軽妙なイラストとともに、釈迦やソクラテス、ニーチェ、手塚治虫など、死について考えてきた人たちを幅広く紹介しています。
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