ブックキュレーターhonto編集員
読書で夏を満喫しませんか?夏のイメージが喚起される小説
学生にとって夏は、四季のなかでも特にイベント目白押しの季節。甲子園に全国大会、コンクール、さらに夏祭りやお盆などもあり、爽やかさと儚さが入り混じったイメージが喚起される方も多いことでしょう。ここでは、読書で夏の季節感を味わうことができる小説をそろえました。想像力を膨らませ、自分の原点や夏の思い出に立ち帰ってみませんか?
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夏の庭 The friends 改版
湯本 香樹実(著)
小学生が突如抱いた「死」への好奇心。興味本位で人が死ぬ過程を観察する少年たちと、老人のつかの間の夏休み。4人の間には確かな絆が生まれますが、主人公は卒業式におじいさんの死を目撃し、「生きる意味」を考えます。大切な誰かを思い出すお盆の時期に、ひっそりと読みたい物語です。
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「高校生×夏=青春」という王道ストーリーと思いきや、高校3年の主人公はある1人の男子へ恋心ではない告白をする誓いを立てます。ピクニックはにぎやかで楽しげなイメージですが、タイトルにもある「夜」が後半に大きな動揺をもたらします。暑さですべてが億劫になるからこそ、ぜひ背筋がゾクッとする涼しさを味わってください。
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