ブックキュレーター熊本大学教育学部准教授 苫野一徳
この国が誇る知性が、誰にでも分かりやすく知の世界の奥義を伝授!
しばしば、「難しい話は、結局は難しくしか語れない」などと言われます。ある程度は、そうかもしれません。でも、本当の知性は、やっぱり誰もが理解できる文章を書く。専門知識をただひけらかすのではなく、物事の本質を見抜き、それをストレートに伝えてくれるから。そんな、この国が誇る知識人たちの本を選書しました。
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自分を知るための哲学入門
竹田 青嗣(著)
30年前の本ながら、いまもまったく古びることのない名著。哲学とは何か?それは何を問題とし、どんな思考のリレーを続け、そしてそれら問題を解き明かしてきたのか。生き方から社会の問題まで、さまざまな問題に向き合うすべての人に、必ず役に立つ哲学入門書です。
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多様で異質な人びとが、どうすれば対話を通して「共通了解」を見出し合えるか、その“奥義”を伝授。と同時に、哲学、とりわけ、プラトンの哲学とフッサール現象学のエッセンスが学べます。“役に立つ”哲学を、読者に教え続けてくれた西研の集大成。
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複雑な世界の実態を、シンプルなモデルで読者にざっくりと理解させてしまう。そんな芸当ができる学者は、さまざまな社会科学に精通する橋爪氏をおいて他にいないでしょう。膨大な知識が背景にある。しかし読者をその海に溺れさせることなく、自ら洞察したエッセンスを見事に提示する。学者、かくあるべし。
ブックキュレーター
熊本大学教育学部准教授 苫野一徳1980年生まれ。兵庫県出身。熊本大学教育学部准教授。専門は哲学、教育学。著書に『はじめての哲学的思考』(ちくまプリマー新書)、『勉強するのはなんのため?』(日本評論社)、『教育の力』『愛』(講談社現代新書)、『「学校」をつくり直す』(河出新書)など。
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