ブックキュレーターhonto編集員
すべてのひとりぼっちに捧ぐ。「孤独」と「つながり」を考えるための本
SNSは人と人が気軽につながるツールとして広く普及しました。しかし一方で、自殺がなくなることのない背景には「孤独」の影が色濃く存在します。つながりやすい世界が実現されたにもかかわらず、「孤独」は形を変えて私たちのそばに偏在しています。そんな現代だからこそ考えたい、「孤独」と「つながり」をさまざまな角度から描いた本を紹介します。
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人と「つながる」とは、いったいどういうことなのでしょう。本書は、引きこもり、パニック障害、うつなどを経験し、人との「つながり」に悩みを抱え続けた著者が、ナンパ、催眠、カウンセリングを通して「他人」とのつながり、そして、そこから映し出される「自分」を感じる方法について解説しています。
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ネットは、実生活では言えないつらい経験や感情を吐き出せる場としても機能しています。誰かがつらい思いを吐露すれば、誰かが励ます書き込みをするでしょう。でも、それは相手の心に耳を傾けたことになるのでしょうか?本書は、相手の声を「聴く」ことに焦点を当て、真摯なコミュニケーションについて考えた哲学の本です。
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現代を生きる私たちは、誰を信用して生きているのでしょう。隣人よりも、コンビニやファストフード店で働く、社会システムに組み込まれた人を無意識に信頼しているのではないでしょうか。私たちの「孤独」や「つながり」は社会構造の産物かもしれません。社会構造から信頼関係を考える本書は重要な示唆を与えてくれます。
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