ブックキュレーター映画プロデューサー 叶井俊太郎
最近読んだ犯罪ノンフィクション本5冊!
相変わらず飽きもせずに犯罪とか事件ものノンフィクション本ばかり読んでる。面白いのだから仕方ない。「事実は小説より奇なり」というじゃないですか。小説よりも実話の方がリアルで面白い。そんなオレが最近読んだ犯罪系ノンフィクション本5冊がこれ。
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池袋サンシャイン通り通り魔の造田と著者の手紙のやり取り。著者はものすごくわかりやすく「なぜ通り魔をしたのか」を聞いてますが、返ってくる手紙には意味不明の内容ばかり。犯人造田の書く文章がこれまた日本語になってないので逆に犯人の狂気なのか不気味。結局、造田は裁判でも具体的な動機など事件の詳細については語ってない・・・
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新幹線無差別殺傷事件。著者はその犯人と犯人の家族や友人知人に取材を続ける。それでも全く理解不能な無差別事件の犯人の動機。刑務所で一生過ごしたい、というのが動機らしい。この意味がわからないので、刑務所まで何度も面会に行く著者。とにかくね、久々にめちゃ面白い事件ルポ読みましたよ。このインベさんという著者のお名前は見たことはあったが、この本が自身初の単行本らしい。今後もかなり期待です!
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このイジメは本当にひどい!学校は完全に逃げの姿勢だし、マジでありえないと思う。エロ写真送れ、自慰行為をここでしろ、など。そして彼女は自殺。著者はイジメの実態、学校の対応、遺族、加害者の親たちに取材。学校はイジメは無かったといまだに言い切るが、実際にはイジメあったので!
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積水ハウスが地面師に騙されて55億円も支払ってしまった詐欺事件。この事件で責任を問われた社長が会長に責任を押し付け、会長辞任に追い込む。会社内クーデターの真相を著者が取材を続けついに暴露!しかし、積水ハウスの社員の方も関係各社の人たちもこの本読んだらドン引きだよな・・・
ブックキュレーター
映画プロデューサー 叶井俊太郎(株)サイゾーTOCANA編集部 配給宣伝プロデューサー。『キラーコンドーム』などのホラーコメディ映画から、日本でも大ヒットした『アメリ』まで幅広い買い付けと宣伝をプロデュース。ピクトアップ、日刊サイゾーなど雑誌連載コラム多数。主な著書に映画評論家江戸木純氏との共著『映画突破伝』、『ビッグヒットは五感でつかめ!』、奥様で漫画家の倉田真由美氏との共著『ダメになってもだいじょうぶ—600人とSEXして4回結婚して破産してわかること』など。ノンフィクションやコミックを中心に1,000冊を超える本を所有。気になる本があれば片っ端から購入するクセがあり、自宅の本棚には本が日々増加中。
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