ブックキュレーターhonto編集員
動物との共生について考える。動物倫理学に興味を抱いたら読んでみたい本
大切な家族の一員としてのペット、日々の食生活を支えてくれる家畜、動物園で目にする珍しい動物、農作物に害を与える野生動物。われわれ人間にとって地球上で共に生きる存在である動物との関係は、ときに矛盾するものでもあります。その矛盾に端を発して生まれたのが動物倫理学です。動物との共生にあらゆる角度から考え、論じた本を集めました。
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挑発的なタイトルを冠した本書。多くの人が動物を保護するのはよいことだと信じて疑わないのはどうしてなのか、考えたことはありますか?日本において現代のような動物観がいかにして形作られてきたかを紐解いていくことで、動物との向き合い方について考えさせられます。
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『動物が動物であるといいう理由だけで自由きままに取り扱っていいと考え、その生殺与奪をほしいままに扱ってきた』われわれ人間の態度について、倫理学の論理を用いて考えてきたのが動物倫理学です。積み重ねられてきた議論の歴史を紹介しつつ、肉食やペットなど身近な問題にどう向き合うかについても網羅しています。
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普段の生活ではお目にかかれないような珍しい動物たちは、いかにして動物園にやってくるのか?本書はその疑問に「値段」という視点で切り込みます。著者は、依頼を受けて動物園などの施設のために動物を調達する動物商。動物と共生することの意味を、動物園の舞台裏を通してリアルに、そして興味深く考えさせてくれます。
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