ブックキュレーターhonto編集員
現代社会にも通じる生き方を学ぶ!古代ローマ帝国の偉人を描いた伝記作品
「すべての道はローマに通じる」そんな言葉があるほど、古代史において存在感を示す古代ローマ帝国。アフリカから小アジア、北はブリテン島にまで版図を広げたローマ人たちの、波乱万丈の歴史は今も私たちを魅了します。ここではローマの為政者たちの伝記を通して、その生き方を探ります。現代の私たちにも響く古代のロマンを感じてください。
- 3
- お気に入り
- 1695
- 閲覧数
-
カエサル 上
エイドリアン・ゴールズワーシー(著) , 宮坂 渉(訳)
ローマの政体が共和制から帝政へと大きな変化を遂げるきっかけを作ったのがユリウス・カエサルです。古代ローマ史において、おそらくもっとも有名なこの人物について、著者は徹底した調査研究で深く掘り下げていきます。人間として、政治家としてのカエサルを描き切った本書は、古代史を知るためにもオススメの一冊です。
-
本書は、皇帝であり哲学者でもあるマルクス・アウレリウス帝の著書『自省録』の解説本です。といっても、単なる解説には留まりません。皇帝の生涯をストーリー仕立てで紹介しつつ、その思想を現代のメンタルヘルスの方法論に応用するという実践的な構成になっているのです。楽しく読んですぐに役立つ、おトクな名著です。
-
この私、クラウディウス
ロバート・グレーヴズ(著) , 多田 智満子(訳) , 赤井 敏夫(訳)
「皇帝」というと勇壮なイメージになりがちですが、古代ローマの歴史においてはそのイメージと真逆の皇帝も登場します。なかでも、帝政初期のクラウディウス帝はかなりユニーク。障害があり、性格も引っ込み思案だった彼が、なぜ権力の頂点へ上り詰めることになったのか?その生き方が逆境に耐える知恵を教えてくれます。
-
ハドリアヌス帝の回想 新装版
マルグリット・ユルスナール(著) , 多田 智満子(訳)
優れた為政者に恵まれ、ローマ帝国が最も栄えた時代を「五賢帝の時代」といいます。その時代に皇帝に即位したハドリアヌス帝は、有能な統治者として、またギリシャ文化を愛する芸術家として有名でした。本書は、ハドリアヌス帝の生涯を繊細な表現で描いた文芸作品。ギリシャ悲劇を思わせる重厚なドラマに心が震えます。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です