ブックキュレーターhonto編集員
歴史を旅する!日本史の舞台を訪ね歩く珠玉の紀行本
紀行とは、旅程における出来事や現地の人々との交流など、著者の体験や観察内容を記述したものです。訪れた場所を紹介するガイドブックに近いものや文学の特色が強いものまで、多様な旅行記があります。ここでは歴史をテーマに、日本史上の出来事や人物に関わる土地を訪ねた「歴史紀行」を集めました。日本人の心の歴史をたどる旅を追体験しましょう。
- 20
- お気に入り
- 3230
- 閲覧数
-
日本の歴史を旅する
五味 文彦(著)
日本中世史研究の第一人者が、国内各地を訪ねた歴史随筆集です。人・山・食・道をテーマに、地方の風土や産業、生活文化の変遷を考察します。多様な史料で地域の特性を捉え、他方との関連性も把握しながら、歴史的事象を立体的に描き出します。情景が浮かぶような熟達した文章が、日本列島の多彩な魅力を伝えてくれます。
-
『平家物語』は武士階級の台頭と平家一門の興亡を描いた、鎌倉時代の軍記物。歴史小説家・永井路子が、平重盛、平維盛、平重衡、建礼門院らの足跡を追い、物語の舞台を訪ねます。史実と異なる人物造形から、『平家物語』の本質が「滅びに救いはあるか」の問答だと考察しています。古典の意義を追究した秀逸な旅文学です。
-
国内外の交通網を切り口に、独自の視点で土地の歴史を考察する司馬遼太郎の紀行シリーズ。本書の題材は、中世・幕末・昭和と、たびたび日本史の転換地となった三浦半島。武士の勃興や武家政権が鎌倉に開府した背景などが、地政学的に解説されます。歴史は連綿と続く流れのなかにあり、その重層性を理解できる白眉の一冊です。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です

