ブックキュレーター楽工社 営業部 長至巳
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花男 1
松本 大洋(著)
「いつまでも夢を信じ続けること」という長嶋茂雄のお告げは「護符」でもあり「呪縛」でもあった。十歳児の夏のまま時計を停めてしまった父・花男と、早熟ナマイキ息子のふたり暮らしの夏秋冬春。街外れの草野球場と、超満員の後楽園球場。第一話にも大団円にも描かれる両舞台のコントラストは驚くほど違和感なく、どちらも繋がり合ってる聖地なんだと受け容れさせられます。
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大甲子園 1
水島 新司(著)
山田太郎、中西球道、真田一球・・・。故・水島新司が創り賜うたパラレルワールドの球児たちが、ドカベンの高校最後の夏なればこそ奇蹟的に一同に会した! 矛盾まみれの時間軸もなんのその。あたかも二十世紀末にあったリアル甲子園大会の如くに、記憶に塗りこめられる名勝負の数々。とりわけ準決勝の二十七イニングに及ぶ激闘の果ての、敗れし者の矜持ある姿には、涙腺が。
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虎バカ本の世界 阪神タイガースを「読む」
新保 信長(著)
世の中にたえて野球のなかりせば、と呪詛の言を吐き散らしながら、野球なしの人生は人生じゃない・・・、とも真顔で考える「アタマのおかしい阪神ファンが書いた本」を総レビュー。そんな無謀な企画が成り立つ球団は地上に一個しかないだろね、と書店店頭でパラパラめくってみたら、なおびっくり。大昔に自分が書いた『1985』がワンオブ阪神バカ本に認定されてる!
ブックキュレーター
楽工社 営業部 長至巳1963年生まれ。出版と書店に関わる仕事を始めて四半世紀を超えました。ちょっと長い無職期間を抜け出し昨春(2017年)より業界復帰、現在は飲食に関わる翻訳書の出版社に勤めております。出身が茨城県で、大学が京都市で、地方出張も多い仕事のおかげで、日本の中で未踏の都道府県は宮崎県のみになりました。好きな作家・山田風太郎。別名で『1985』という小説を上梓したことがあります。あの『1Q84』より10年前に。
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