ブックキュレーターhonto編集員
世界を席巻する映画監督・濱口竜介。その作品を深く読み込むための本
2022年に監督作が米アカデミー賞の国際長編映画賞に輝き、世界中から注目を集めている映画監督・濱口竜介。恋愛や戦争、死別、震災など、日常を揺さぶられる出来事が起きた時、自己と他者の「わからなさ」「わかり合えなさ」が浮かび上がる。そんな濱口監督の作品を深く読み込み、感情を遠く旅立たせることができる本を紹介します。
- 3
- お気に入り
- 1033
- 閲覧数
-
上映時間317分ということも話題になった、2015年に公開された濱口竜介監督の代表作の一つ『ハッピーアワー』。出演者の大半が演技経験がないなかで、「演じる」という行為を追究した制作過程が監督自身の言葉で綴られています。映画『ドライブ・マイ・カー』の「本読み」はなぜ生まれたのか?濱口監督の演出論の神髄を知ることができる一冊です。
-
中動態の映像学 東日本大震災を記録する作家たちの生成変化
青山 太郎(著)
「東北記録映画三部作」制作をはじめ劇映画でも震災を登場させるなど、濱口竜介監督は、震災と映像の結びつきを模索してきた映像作家でもあります。濱口監督やほかの作家たちによる「震災を記録する」実践とその変化、映像の保存活動。そこから、被災者/非・被災者、見る側/見られる側などの境界を越え、他者との共生を考えるための一冊です。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です