創立100周年を迎える人気校！芝浦工業大学附属中学校で出題された文章

インターネットの台頭によって、知識を記憶することの重要性が低くなっていることは、何度も主張されています。一方で、忘却することの大切さを主張している人は少ないのではないでしょうか。記憶は画一的で、忘却によって個性が生まれると筆者は語ります。忘れることよって、私が作られると考えると不思議な感覚です。

化学肥料ではなく、有機栽培を行うことの大切さを語る場面が出題されています。目先の収穫量ではなく、本当に良いものを大切にする。これは農業だけでなく、人の生き方にも言えることだと感じました。何年もかけて最高の畑を作るように、じっくりと人生と向き合っていきたいと思います。2019年出題。

着物はダサいのか？アメリカの文化は進んでいるのか？文化の流行を人間心理の側面から描いている一冊。私自身は、日本食や神社などの日本文化が好きです。それらの文化を守りながら、発展させていくためには、江戸時代から学ぶべきことが多くあるようです。2016年出題。

日本で椅子が一般的に使われるようになったのは、比較的最近のことだと知っていましたか？私はこの本を読んで初めて知りました。以前は、床の上に直接腰を下ろして生活する文化だったのです。文化の違いがバリアフリーの方法にも影響してきます。日本独自の取り組みを考えることが重要になります。2015年出題。

日本人は世間の目を気にしすぎている。これは、多くの文章で語られてきたテーマです。しかし、ここでいう世間とは一体何なのかを理解している人は、少ないのかも知れません。私自身が、なにを気にしながら生きているのか。その答えが少し分かった気がします。2010年出題。