日々の些細な違和感、生きづらさの正体を見つめるための手引書

「人間は見た目が9割」「若いほどモテる」など、世の中にあふれる美に関する評価や考え方で自信をなくした経験はありませんか？タイトルからユニークなこの本は、「自尊心の筋トレ十訓」を紹介しています。誰かのために美しくなるのではなく、自分が自分らしく美しく在ることの意味を考えさせられる一冊です。

どうすれば人は幸せに生きることができるのか？これは、今も昔も変わらない人間にとって永遠の問いです。アドラー心理学が近年話題なのは、現代社会においても実践できる具体的なヒントを提示しているから。心理学初心者にもわかりやすく、読めば気持ちが前向きになるベストセラーです。

第二次世界大戦直後の混迷した社会で、当時の若者たちから絶大な支持を得た小説です。『人間は堕落する。義士も聖女も堕落する。それを防ぐことはできないし、防ぐことによって人を救うことはできない』色々なしがらみにとらわれている方にとって、この考え方がある種の救いになるかもしれません。

読書によって自己肯定感を高めよう、というのが本書の狙いです。書評YouTuberのアバタローが、インプットのイメージが強い読書という行為をアウトプットに変える読書術を紹介。本の選び方から読み方などすぐに実践可能なノウハウばかりなので、読書習慣のない方にもオススメの一冊です。

著者で詩人の最果タヒは、現代社会の孤独や言いようのない生きづらさを表現してきました。このエッセイでは、同時代に生きる多くの人が感じているであろう違和感を、独特な温度感の文章で綴っています。じっくりと味わってほしい一冊です。