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言葉のプロから気持ちを伝える術を学ぶ!文豪たちの書簡術がわかる本
現代と違って通信手段が限られていた時代、筆と便箋を用意して1行ずつ綴る行為が想いを伝える方法の主流であり、そこには儀式めいた特別感もあったといいます。その時代、情趣あふれる文章で人々を魅了した文豪たちは、どんな書簡を送っていたのでしょう?相手の心に響き、自身の気持ちを素直に伝える表現の数々を、文豪の手紙から学んでみましょう。
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文豪に学ぶ手紙のことばの選びかた
中川 越(著)
近現代の文豪たちが遺した手紙から、特徴的な表現を抜粋したハウツー本です。書かれた状況や背景の解説もあり、彼らの知恵とセンスに唸らされます。言葉の美しさや気の利いた洒落、素直な情熱から失敗談まで、あらゆる情報が網羅されていて、読めば書き方のルールより、真心を伝えようとする努力が大切だと気づかされます。
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手紙コンサルタントである著者が、「手紙の書き方」をまとめた参考書です。文豪の書簡を題材にしつつ、シチュエーションごとの印象的な表現を分析。現代でも活用できるテクニックやコツについて伝授しています。手紙の極意は「相手の事情や立場に寄り添って喜ばせること」という本質が学べる一冊です。
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明治の文豪・夏目漱石の書簡は、多くの文人たちに愛読されてきました。本書は、2500通余りも現存する漱石の手紙をもとに、人心を掴む文章の書き方を解説した本です。家族や友人たちに向けた私信には飾らぬ人柄が表れ、軽妙洒脱な名文が並びます。現代語訳とともに、心を伝えるコミュニケーションの真髄が学べます。
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愛の手紙の決めゼリフ 文豪はこうして心をつかんだ
中川 越(著)
古今東西の偉人が遺した、愛情を告白する書簡を集録した本です。恋愛に限らず、家族愛や友情、師弟関係も含めた幅広い「愛の手紙」をそろえ、それらの執筆事情を紐解きます。面と向かっては伝えにくい思いの丈を、手紙を使って打ち明ける。その行為に込められた書き手の心情は胸を打ち、現代人の心にも強く響きます。
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文豪が何かを断るときや謝るとき、誰かと別れるときにしたためた書簡をまとめた一冊。家族や友人知人に宛てた手紙からは、彼らの本音や人間臭さがうかがえます。印象通りのものから意外な心情が垣間見えるものまで、傑物たちの機知に富んだ「断謝離」からは、人間関係を円滑にする多くのヒントが学べます。
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