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オススメの純文学小説!初心者でも読みやすい芥川賞受賞作
テレビやネット、新聞などで芥川賞の特集を目にするたび、興味はあるけど難しそう・・・と感じていませんか?純文学とは、大衆小説において娯楽性よりも芸術性を重視した文学作品のことをいいます。ここでは芥川賞の受賞作のなかでも比較的読みやすい作品を厳選しました。純文学に答えはありません。これを機に、ぜひあなたなりの「文学」を探求してみてください。
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土の中の子供
中村 文則(著)
2005年上半期の芥川賞受賞作。「暴力」と「生への渇望」という矛盾した欲求に揺れ動く27歳のタクシードライバーの物語。題材は虐待やネグレクトとややハードですが、海外文学から影響を受けたという著者の歯切れのよい文体は独特の味わいがあります。長い文章に慣れていないという方でも無理なく読み進められることでしょう。
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ノーベル賞作家・大江健三郎による、1958年上半期の芥川賞受賞作を含む初期短編集です。「飼育」は、村落に降り立った黒人兵を少年たちがペットのように飼う物語。過激な表現があり、文章自体もやや難解ですが、読後には思わずうなってしまうはず。時間をかけてでも「これぞ純文学」という作品が読みたい方に、推薦したい一冊です。
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