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目が見えない人はどのように世界を感じている?視覚障害を知るための本
「目が見えない」と言っても、その具合は人によってさまざま。生まれながら見えないのか?まったく見えないのか?視野が狭いのか?色がわかりづらいのか?人間は外界からの情報の約8割を視覚から得ていると言われますが、視覚に障害がある人はどのように世界を感じているのでしょう。視覚障害について、基礎から知ることができる本を集めました。
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美学者である著者が視覚障害にアプローチした、絵本『みえるとかみえないとか』のきっかけとなった本です。視覚障害者やその関係者を対象にしたインタビュー&ワークショップ、そして何気ないおしゃべりから、見えない世界の姿が明らかに!体の潜在的な可能性にまで迫る新しい身体論には、多くの驚きと発見があります。
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視覚障害者は、外界からの情報を聴覚や触覚から得ています。本書は、全盲の文化人類学者と点字教材の普及に努める天文学者が、それぞれの実践から「さわる文化」の魅力に迫った一冊。表紙と見開きには点字・点図が付いていて、実際に触って読めるようになっているのもポイントです。
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盲学校に通う弱視のユキコとヤンキーの森生の恋愛を描いたラブ・コメディ。森生はユキコとの出会いを通して、視覚障害者の世界を知ります。2人の家族や同級生、バイト先の友人たちなど、多彩な登場人物と織りなす笑いあり涙ありの日々が描かれます。恋の行方にドキドキしながら、多様な人が生きる社会についても真剣に考えさせられるコミックです。
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星くずクライミング
樫崎茜(著) , 杉山巧(イラスト)
スポーツクライミングに励む中学生・天野あかりは、スランプを機にブラインドクライミングを知ります。同い年で目の見えない白石昴と出会い、ナビゲーターを務めることになった彼女は、パラリンピックを目指す昴に刺激され、いつしか自身もスランプを脱します。視覚障害やパラスポーツについて詳しく知ることができる児童文学です。
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幾たびもの角膜移植の末、45歳で全盲になった著者。人生は一変しますが、決して悲観することなく、超ポジティブな思考で全盲の世界を生き抜きます。ウクレレ演奏や社交ダンスを楽しむさまが、SNSで発信され話題に。それらも踏まえ、全盲になった経緯や、盲導犬との生活などを明るく綴ったエッセイ集です。
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