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警察小説&作風の幅広さがわかる、今野敏のシリーズもの傑作選
今野敏は作家生活40年超、著作も200作を超えるベストセラー作家です。初期こそSFや伝奇ものが多かったものの、昨今では「今野敏といえば警察小説」と目されているほど警察を扱った物語を生み出し続けています。ここでは、はじめて彼の小説を読むのにふさわしい代表的な警察小説と、その作風の幅広さが伝わる警察小説以外のシリーズものを紹介します。
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著者の代表シリーズの一つで、スピンオフ含め10作品を超える人気シリーズです。主人公は警察庁のキャリア官僚・竜崎。堅物で変わり者である竜崎の人物造形がとにかく見事で、彼の一挙手一投足が気になること必至。次はいったい何をしてくれるんだとワクワクしながら読み進めることになる、非常にユニークな警察小説です。
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特殊能力を持った個性的でちょっとワケありの5人の天才警察官たちが所属する警視庁科学特捜班、通称「ST」の活躍を描いたシリーズです。スピード感があり、エンタメ色が濃くライトな感覚で読める警察小説で、すぐに続きが読みたくなることでしょう。ドラマ化、映画化もされた人気シリーズです。
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警視庁の分署を舞台に安積班長率いる強行犯係の活躍を描いた、「東京ベイエリア分署シリーズ」の第1弾です。人間くさい警察官たちが織り成すドラマが綴られています。本書が書かれたのは昭和ですが、令和まで書き継がれ、シリーズは今や20作超え。「隠蔽捜査シリーズ」とともに、今野敏の代表作といえるシリーズです。
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TV局の看板報道番組の遊軍記者である布施が、さまざまなスクープをものにしていく様子を描いた短編集です。時に命の危険にさらされながら、頼りになる刑事とコンビで事件に立ち向かっていきます。警察小説の多い著者ですが、いつもとはちょっと変わったテイストが味わえるシリーズです。
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