ブックキュレーターhonto編集員
発達障害やグレーゾーンが気になる人に読んでほしい本
最近、目にすることも多い「発達障害」や「グレーゾーン」。当事者や身近な人にとっては深刻な問題ですが、精神科に足を運ぶことには抵抗を感じる方、誰にも相談できず悩みを抱えたままの方も少なくないでしょう。そんな方には専門家の本、そして症状を経験した当事者による本をオススメします。不調を乗り越えるヒントや言葉がきっと見つかるはずです。
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発達障害未満である「グレーゾーン」にいる人たちは、発達障害の人たちよりも深刻な状況に陥りやすいと著者はいいます。同じ行動を繰り返す、空気が読めないなど、症状ごとに詳しく解説されています。特筆すべきは症状の克服法で、日常生活で取り組めるものが大半です。生きづらさを感じたら、まず手に取ってほしい一冊です。
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非定型発達=グレーゾーンと診断された著者。主治医の精神科医との対話を通じて、今までの生きづらさを検証し、生きやすくなるための思考方法をマンガで解説しています。読み進めるにつれ、著者の考え方に変化が生まれてくることに気づきます。自分を認めることの大切さをわかりやすく解説していて、心が解きほぐされます。
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第二子出産後、著者は注意欠如・多動症(ADHD)、2人の子どもは発達障害グレーゾーンと診断されます。単身赴任の夫に頼れないなか、慣れない育児に奮闘する著者。困難に直面しても、周囲に助けを求めながら克服していく姿に、読者は感動を覚えるはず。子どもの発達についての解説も多く、子育て中の方にもオススメのコミックエッセイです。
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大学生のときに発達障害と診断された著者が、さまざまな失敗を重ねた経験から世の中を生き延びるための具体策を明かしています。オススメの持ち物や書類の整理法から、生活習慣、人間関係まで、多岐に渡るアドバイスはどれも著者の試行錯誤によるたまもの。障害の有無にかかわらず、多くの人の参考になるでしょう。
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