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登場人物がクロスオーバー!知ればより深く堪能できる、宮部みゆきの時代小説
本所深川を舞台にした作品が多い宮部みゆきの時代小説ですが、岡っ引きの政五郎とおでこ、富勘長屋の人々や貸本屋の治兵衛など、同じ登場人物が複数の物語に顔を出しているのも特徴の一つ。単体で読んでもおもしろいのですが、クロスオーバーしている人物たちのつながりを知って、さらに深く作品世界に浸ってみてください。
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深川の岡っ引きを受け継いできた、茂七→政五郎→千吉。初代の茂七が深川で起きる事件を解決していく捕物短編集です。『きたきた捕物帖』に登場する喜多次と関係がありそうな謎の稲荷寿司屋が、茂七に事件のヒントを与える役割を果たします。人間の業や弱さを知っている茂七が、人情深く深川の暮らしを守る姿が魅力的です。
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怪しくてゾクっとして、最後は切ない気持ちになる。そんな人間味あふれる物語が詰まった怪談集です。怪しいものは人間のすぐ近くに存在していて、弱った心の隙間にスッと入り込んでいくという描写は、怖いけれど引き込まれます。本書には、岡っ引きの政五郎が登場。事件捜査のなかで、その過去が明かされていきます。
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