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自由と喪失、その先に見出すものとは?「孤独」を考えるための本
「つながる」ことを強要されがちな現代社会において、「孤独」はどのような意味を持つのでしょう?そこには、自分らしい時間を過ごせる自由があれば、拠りどころを失う不安や寂しさも存在するはず。登場人物が孤独な状況にいる物語、孤独について考えるための本、孤独とともに生きる術を紹介する本。そんな「孤独」を見つめ直すための本をそろえました。
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『火星の人』の アンディ・ウィアーによる長編3作目で、本書でも宇宙において孤独と戦う物語を描いています。記憶を喪失し、宇宙船内で1人覚醒した主人公。蘇る過去の断片から推理を広げ、直面するさまざまな問題を解決。徐々に「己の使命」を理解していきます。興奮に満ちた物語は、読み始めたらページをめくる手が止まらなくなること必至です。
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ローマに生まれ、45年を1人で過ごしてきた女性「わたし」。彼女は今日も、幾度となく訪れ、多くの人々と関わってきた馴染みの場所に向かい、孤独について考えを巡らせます。何気ない一瞬を丁寧に鮮やかに切り取り、これ以上ない表現でメモに残す。そんな「わたし」の毎日に寄り添い、感情を共有させてもらえる小説です。
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コロナ禍は、国内きっての観光地である京都からも喧騒を奪いました。しかしそれは、旅行者であふれる以前の「しずかな京都」が戻ってきたことも意味しています。地名などに注目するゆるやかな散策。季節や訪問時間をずらすことで気づく、寺社仏閣の新たな一面。文章と写真で知られざる京都の魅力を紹介してくれる名著です。
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