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骨太だけど読みやすい!冒険小説から時代物、西部劇まで、はじめての逢坂剛
広告代理店で働く傍ら執筆活動を行い、1980年に作家デビューした逢坂剛。スペインを舞台にしたものや警察官を主人公にした作品が多く、近年は時代物や西部劇小説も執筆しています。舞台やテーマなどから「重たく固い印象」をもたれがちですが、実はエンタメに振った作品が多いことでも知られています。そんな逢坂剛の代表的な小説を紹介します。
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西島秀俊主演でドラマ化や映画化もされた、著者を代表する「百舌シリーズ」のエピソード1。爆弾テロに記憶喪失の殺し屋、公安、警察が絡むスリリングな構成のハードボイルド小説です。圧倒的な描写、多彩で個性的な登場人物、複雑に交錯する時間軸など、昭和の時代に書かれたことを感じさせない傑作です。
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スペインを舞台にした作品を数多く執筆している逢坂剛。本書は直木賞をはじめ、数々の賞に輝いた著者の代表作です。「フラメンコ音楽」に「内戦以降のスペイン現代史」という、執筆当時にのめり込んでいたテーマで構成されています。本作を出版してもらうためにプロの作家になった・・・という点でも、実質的にはデビュー作ともいえる一冊です。
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