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節分にぴったり!ユーモアたっぷりで怖くない鬼の絵本
2月の行事といえば節分。そして節分といえば鬼ですが、「いい子にしてなきゃ鬼が来るよ!」という定番の脅し文句があるほど恐ろしい存在とされてきました。鬼は絵本にもよく登場しますが、なかには子どもが思わず笑ってしまうほど愉快で心やさしいタイプの鬼もいます。子どもが恐れるイメージをくつがえす、楽しくてユーモラスな鬼の絵本をそろえました。
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オニじゃないよおにぎりだよ
シゲタ サヤカ(作)
この絵本に登場するオニは、おにぎりが大好きなやさしい心の持ち主。人間たちが作ったおにぎりを偶然食べたオニたちは、こんなにもまずいおにぎりを食べている人間をかわいそうだと感じ、一肌脱ごうと思い立ちますが・・・。お人好しで少しまぬけなオニたちの姿に、誰もが笑顔になってしまう一冊です。
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オニたいじ
森 絵都(作) , 竹内 通雅(絵)
鬼や鬼退治する人間が主人公のお話は数あれど、この絵本のように節分の豆たちが主人公のお話は珍しいでしょう。節分の日、豆たちは鬼のお面をつけた人間ではなく、本物の鬼を退治しようと飛び出しますが、豆たちが敵対する相手は本物の悪党でした。最後には地球の外まで飛び出して、驚きと笑いを届けてくれます。
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かえるをのんだととさん 日本の昔話
日野 十成(再話) , 斎藤 隆夫(絵)
腹が痛くなって和尚さんに相談に行った「ととさん」。和尚さんは「腹の中に虫がいるせいだ。かえるをのむといい」と言うので、ととさんは本当にかえるを飲んでしまいます。かえるが腹の中を歩くのが気持ち悪く、また和尚さんに相談しますが・・・。次々ものを飲み込み、鬼まで飲み込んでしまったととさんはいったいどうなる!?
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じごくのそうべえ 桂米朝・上方落語・地獄八景より
田島 征彦(作)
上方落語「地獄八景亡者戯」をもとにした絵本。軽業師のそうべえや医者のちくあんたちが、特技を活かして鬼たちを負かしてしまうお話です。落語のテンポのよさに加え、おならやおしりが登場するシーンがたくさんあるので、小さい子にはウケがいいはず。「じごくのそうべえ」はシリーズものなので、まとめて読むのもオススメです。
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おなかのなかにおにがいる
小沢 孝子(著) , 西村 達馬(イラスト)
鬼は外にいるものと思いがちですが、実はあなたのお腹の中にもいるのです。しかもその鬼は、お腹の持ち主と同じ性格をしています。怒りん坊の鬼や泣き虫の鬼、意地悪な鬼・・・。あなたのお腹の中にはどんな鬼がいますか?2~3歳から理解できる内容なので、節分の豆まきの本来の意味を教えることができる絵本です。
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