ブックキュレーターhonto編集員
わが子に読み聞かせたい「約束の大切さ」が伝わる本
小さい子であればあるほど、自分の欲求を抑えるのは難しいもの。そのために「約束事」を決めても、それを守って生活させるのは容易ではありません。そんなときこそ絵本の出番。昔話から最新の教育的な絵本まで、「約束」の大切さを説いた絵本はたくさんあります。子どもに「約束を守ること」の大切さが伝わる本を紹介します。
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11ぴきのねこ ふくろのなか
馬場 のぼる(著)
11匹の猫たちは、ピクニックに出かけました。道すがら「花をとるな」といった看板や「木にのぼるな」といった看板を見つけますが、猫たちは注意を守らずに進みます。そのうち「入るな」と書かれた袋に入ってしまい・・・。約束を守らなかったことで困った事態を引き起こす猫たちが愉快で楽しい絵本です。
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いやいやえん 童話
中川 李枝子(さく) , 大村 百合子(え) , 子どもの本研究会(編集)
保育園児のしげるが主人公の、7つの短いお話が収録されています。わがままで困ったことばかりするしげるは、「いやいやえん」に連れていかれてしまい・・・。「約束」や「ルール」が存在することはわかっているものの、「今」にばかり気を取られてしまう子に読んであげたい一冊。しげるはお利口さんになれるのでしょうか?
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やまなしとり
おざわ としお(さいわ) , うちだ なつか(さいわ) , ひらの みどり(え)
岩手県民話「なら梨取り」をベースにした昔話です。3人の兄弟が病気の母のために山に梨を採りにいきます。長男、次男はとある言いつけを守らなかったため、家に帰ることができなくなってしまいますが、果たして三男は・・・という、ハラハラドキドキする物語です。「言いつけ」を守らなかったときの怖さが味わえます。
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かえるの王さま
グリム(原作) , グリム(原作) , 矢川 澄子(再話) , 梶山 俊夫(絵)
金の毬を池に落としたお姫様のために、カエルが毬を取ってくれました。しかし、カエルはお姫様にある約束をして・・・。カエルを気持ち悪がり、約束を守ることを嫌がるお姫様がどうなるのか?物語に引き込まれるはずです。結末に教訓めいたものがあるわけではないですが、グリム童話の一つとして知っておきたい作品です。
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おやくそくえほん
高濱 正伸(監修) , 林 ユミ(絵)
子どもが大人になるまでに身につけたい42個のお約束を、たっぷりのイラストとやさしい言葉でまとめた一冊。42個のお約束は、子ども自身も納得したうえで実践できるようになっているのが特徴。大人も子どもと一緒になって「お約束」を確認し、楽しく世の中のルールを教えてあげることができます。
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