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紳士淑女の国、ヴィクトリア朝のイギリスへ!古き良き英国の雰囲気を堪能できる本
英国といえば、執事とメイド。そして山高帽の紳士やドレス姿のレディを想像する方が多いでしょう。そのイメージは、実はすべてヴィクトリア朝のものなのです。ヴィクトリア朝とは、19世紀から20世紀にかけてイギリスがもっとも繁栄した時期のこと。そんな時代の雰囲気を楽しめる本をピックアップしました。
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ヴィクトリア朝において、科学技術の発展とともに誕生した空想科学小説は数々の名キャラクターを生みました。本書に登場するのは、ジキル博士の一人娘メアリとハイド氏の娘、モロー博士の娘などで、誰もが知っている古典SFにちなんだヒロインたちが大冒険を繰り広げます。遊び心いっぱいのヴィクトリアンSFストーリーです。
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プリーズ、ジーヴス 1 (花とゆめコミックススペシャル)
勝田 文(著) , P.G.ウッドハウス(原作) , 森村 たまき(訳)
日本でもファンの多い有閑青年バーティーとスーパー執事のジーヴスによるシリーズ。青年貴族たちの陽気な暮らしぶりも男性陣を振り回す活発なヒロインたちも、まさにヴィクトリア朝の雰囲気です。数ある関連書籍から、ここではあえてコミックをピックアップ。ジーヴスの世界を、具体的なビジュアルとともにお楽しみください。
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ヴィクトリア朝は女性解放の時代。この時代に多くの女性作家が活躍しました。本書に登場する個性的なヒロインたちも、そんなヴィクトリア朝の賜物です。ロンドンの下町を舞台に、世間の常識などどこ吹く風と躍動するヒロインたち。その優雅でのびやかな姿は、女性たちが自分の道を歩み始めた時代の象徴といえるでしょう。
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月蝕島の魔物
田中芳樹(著)
ヴィクトリア朝は、怪奇譚と相性がいいのも特徴です。ホラー要素を絡めたヴィクトリアン・ミステリーを楽しみたい方には本書がオススメ。月蝕島と呼ばれるイギリス北部の島で、帰還兵のニーダムと彼の姪メープルが見た秘密とは?不吉な噂がささやかれる島、氷に閉ざされた船。ゴシックホラーと謎解きの交差に胸躍る一冊です。
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ヴィクトリア朝時代が生み出したのは明るい側面だけではありません。貧富の差の拡大とそれに伴う犯罪の増加もまた、ヴィクトリア朝の特徴です。シリアルキラーの代名詞として歴史に名を残す切り裂きジャックもこの時代の産物。ヴィクトリア朝の闇が生んだ怪物の正体とは?ベストセラー作家が切り裂きジャックの謎に迫ります。
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