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科学隆盛の時代に、神や仏を信じる意味や信仰のあり方を考える本
近代以降、科学の発達によって自然の不思議が次々に解き明かされ、人々の信仰心はどんどん薄くなっているといわれています。しかし、天国や地獄、魂の存在を信じたり、苦しいときや悲しいときに神や仏に祈ったりする人もまだたくさんいます。科学隆盛の現代でも、なぜ人は何かを信じずにはいられないのか、その理由に迫る本を紹介します。
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「証し」とは、キリスト者が神から受けた恩恵を他の人たちに伝えることを指します。著者は、北海道から沖縄まで全国各地に赴き、キリスト教の聖職者や信仰する人たちの声を直接取材しました。人々にとって信仰とは何か、神とは何かを生活に密着したかたちで書き留めた生きた信仰の記録であり、貴重な生活誌です。
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宗教を信じる人は何をどのように信じているのでしょう。また、信じることで心が安らかになるのでしょうか。一方、宗教を信じない人は本当に何も信じていないのでしょうか。こうした問いに対して明確な答えを述べるのではなく、先人の言葉や例を用いて思考を深めながら、「信じる」とはどういうことかを浮き彫りにしていきます。
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世界は神が創造した、とキリスト教では説明されます。一方、科学は世界の成り立ちや仕組みを合理的に解釈し、神業と思われた出来事の原理を解明しようとします。宗教と科学は対立するようでありながら、多くの科学者は神の存在を信じています。では、その理由は何か、という疑問を科学史と絡めて解説していきます。
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霊長類学と宗教学の専門家が、人類の起源にまでさかのぼって宗教の誕生を考えます。ゴリラやチンパンジーといった霊長類の生態から、人類が宗教を生み出した過程を考察。知識重視の現代文明では宗教の重要性が薄れ、社会に綻びが生じています。信じる心の誕生と意味を見つめ直し、社会をどう修復するかを考えます。
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古代から現代に至るまで、仏教の悟り体験の記録を丁寧に読み解いた記録です。悟りによって何がもたらされ、それがどういう意味を持つのかを考察。情報や知識に偏りがちな現代人も、先人の覚醒体験に触れることで、尽きることのない人生の悩みや苦しみを乗り越えるヒントが得られるかもしれません。
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