ブックキュレーターhonto編集員
爽やかな朝に読みたい、はじめての詩歌・句集
詩歌、句集というと、義務教育時代に触れたきり・・・という方も少なくないでしょう。そこで、子どものころの感性とは異なる今だからこそ手に取ってほしい、読みやすく親しみやすい現代詩歌・句集をまとめました。爽やかな休日の朝にまどろみながら詩や俳句を口ずさみ、リラックスしてみてはいかがでしょう。
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歌人・枡野浩一が、デビュー25周年の際に出版した全短歌集。一つひとつの句は独立しているにもかかわらず、切り取られた世界を通して見ていくと、枡野氏の人間性や価値観の大枠が感じ取れる感覚があり、句集の醍醐味を堪能できる一冊です。思わず笑ってしまう句や、切実な気持ちが胸を打つ句などが網羅されています。
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世界はうつくしいと 詩集
長田 弘(著)
哲学的であり、「死」や「終わり」といった重厚なテーマを捉えているにもかかわらず、重苦しくない爽やかさのある詩集です。現実に疲れていたり、少しリラックスしたい気分のときにオススメ。『ひたぶるに、こころを虚しくできるなら、それでいいのである。』とあり、全句を通して肯定と安心を得られる一冊です。
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『二十億光年の孤独』で鮮烈なデビューを果たし、現代日本を代表する詩人・谷川俊太郎。「教科書に載ってる詩」のイメージがある方も多いと思います。本書は、1950~60年代の代表作を精選したもの。ユーモアのある詩、やさしい詩、リアルで生々しい詩、重い詩など、多彩な顔を持つ言葉に魅了されてしまう一冊です。
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隣の駅が見える駅 句集
塩見 恵介(著)
平成の俳句業界を先導してきた「船団」時代を収めた本書。全体的に明るく、現代人の言葉の感性をいい意味で反映したライトさが魅力の俳句ばかり収録されています。『原始まで私を初期化するくしゃみ』『花は葉にカレーおかわりまだあるよ』など、些細な日常シーンを切り取ったものが多く、俳句に対する敷居の高さを下げてくれる一冊になるでしょう。
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