読めばサイクリングを始めたくなる。自転車の魅力がたっぷり描かれた本

漫画やゲームを愛するオタク少年・小野田坂道は、ちょっとしたきっかけで自転車競技部に入部。彼は個性的な仲間たちと出会い、自分の可能性にも気づいたことで、自転車の魅力にどんどんのめり込んでいきます。個性的なキャラと熱い王道展開が見どころのスポーツ漫画で、一度読めばページをめくる手が止まらなくなるはずです。

これまでの人生で自転車の必要性を感じなかった著者が、1台の自転車との出会いを経て、サイクリングにハマっていく過程が描かれたエッセイ。電動自転車に始まり、最終的にはロードバイクを買って乗り回すまでが取り上げられているので、初心者もマニアもそれそれの目線で楽しめるはずです。

昇平、草太、伸男という３人の男友達の成長を、自転車とともに描いた成長物語です。進学に恋愛、就職、子育て・・・さまざまな人生の転機を迎え、悩みながらも前に進み続ける彼らの姿に励まされます。自転車に乗っているときの爽やかな描写も読みどころの傑作小説です。

ロードバイクを漕いで数々のご当地グルメを食べ歩く著者によるコミックエッセイ。ペダルを漕いで絶景を駆け抜ける爽快さ、運動したあとで食べるごはんのおいしさなどが生き生きと描かれ、読むと自転車で遠出したくなります。自転車本としてはもちろん、グルメ本としても魅力たっぷりの一冊です。

プロのロードレーサーである白石誓は、チームのエースを支えるアシストという立場にありました。彼はあるとき、仲間とともにヨーロッパ遠征に出かけ、そこでとある悲劇に遭遇し・・・。スポーツ小説に青春小説、サスペンスと複数の要素が絡み合っていて、ハラハラドキドキしながら楽しめます。