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『源氏物語』だけじゃない!平安時代をもっと楽しむためのエンタメ小説
『源氏物語』やその絵巻が描く貴族文化の影響か、平安時代には優雅で煌びやかなイメージがあります。しかし、約400年も続く平安時代、貴族だけではなく市井の人々の暮らしもあり、末期には平家の隆盛もあり、当然『源氏物語』だけでは語り尽くせません。ここでは、『源氏物語』以外の題材から平安時代を描いたオススメの小説を紹介します。
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主人公は清少納言。一条天皇の正室・藤原定子に仕えた彼女が『枕草子』を執筆する背景や経緯が、煌びやかな平安文化、藤原氏の権力争い、宮中の日常とともに鮮やかに描かれます。傑作『天地明察』『光圀伝』に続く冲方丁による歴史小説で、人気のイラストレーター・遠田志帆の挿画も美しい電子ビジュアル版をオススメします。
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もともとは役職の名前で、占いや暦の編纂に従事した陰陽師。本書は平安時代に実在した陰陽師・安倍晴明を主役とし、友人の源博雅とともに魑魅魍魎たちと対峙していく姿を描きます。映画、ドラマ、マンガなどさまざまなかたちでメディアミックスされた大人気シリーズの第1弾です。
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1980年代に一世を風靡したシリーズの1冊目。まだライトノベルという言葉がなかった時代に書かれたラノベ風のラブコメで、平安貴族のおてんば娘・瑠璃姫の活躍を生き生きと描いています。平易な語りながら時代考証はしっかりしているため、古典文学や小説そのものの入門書にもうってつけの名作です。
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