ブックキュレーターhonto編集員
動物との交流を通して、人生の機微や深みが味わえる本
動物は、言葉は通じませんが、時に家族のように人々に寄り添い、時に相棒のように人を勇気づけ、人生に深みを与え、彩りを添えてくれます。動物と関わることで、人間社会に足りないもの、失ったものが見えてくることもあります。人と動物との深い交流を描いた本を読んで、動物との共生とこれからの社会のあり方を考えてみませんか?
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ロバは旅の荷物を運んでくれるだけではありません。一人旅の寂しさを癒し、旅の途中で出会う人々との交流を活発にしてくれます。言葉が通じなくてもロバと心が通い合うように、ロバをきっかけに異国の人とも気持ちが通じていく様子が描かれます。人間だけの社会に足りない何かを、動物が埋めてくれるのかもしれません。
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旅を中心とした愛猫との20年間の記録です。旅先での猫の姿と、各国の風景を豊富なカラー写真で紹介。モコモコした子猫時代から年老いてごま塩顔になった晩年まで、多様な表情やポーズ、そして現地の人と交流する姿に飽きることがありません。猫ならではの気質が、飼い主や周りの人々にどのように作用するのかが窺えます。
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もしも世界からカラスが消えたら
松原 始(著)
怖い、不気味などマイナスのイメージが強いカラス。そのカラスがいない世界を鳥類学者が想像し、彼らが自然界や人間社会でどのような役割を担っているのかをつまびらかにします。ユニークな着眼点とユーモラスな文章で、グイグイ読ませていきます。読めばカラス好きになること間違いなしです。
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年間7千頭の競走馬が誕生し6千頭が引退してゆくなかで、その多くが所在不明といいます。引退した馬はどこに消えたのか。その行方を追ううちに、各地で活躍する引退馬やそのサポートに汗を流す人たちに出会います。馬にしかできない癒しや教育といった効果を生かした、馬と人間の共生のあり方を考えさせてくれます。
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