ブックキュレーターhonto編集員
読む快感をあなたに!斬新な文体で中毒性のあるエンタメ小説
文体には作家の特徴が色濃く現れるものですが、読者の好みも千差万別。自分に合ったリズム、波長の文体に出会うと、ただ文章を追うだけで気持ちよくなれてしまう、そんな快感を得られることも読書の醍醐味の一つです。ここでは文体に特徴がある小説を紹介します。読むだけで気持ちよくなれるようなお気に入りが見つかりますように。
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ライトなミステリーの書き手として知られる著者の野心的かつ挑戦的な小説が楽しめる短編集です。小説の作法や決まりごとを逆手に取り、読者の固定観念に基づく思い込みがあっさりと覆されていきます。文体、ルビ、注釈、さまざまな「お約束」を反故にして遊びに遊んだ、アイデア満載の刺激的で実験的な一冊。
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今起きている本屋強盗と、2年前に起きたペット殺しの事件が交互に描かれ、少しずつストーリーが繋がり、やがて驚きの真相が明らかになるミステリーです。著者特有の軽妙で軽快、洒脱な文章で読み口は爽やかかつ鮮やか。映画化や舞台化もされ、吉川英治文学新人賞を受賞した初期の代表作で、伏線回収も秀逸な傑作です。
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唯一無二の言葉遊びと会話劇、独特の世界観、特徴的なキャラクター造形など目立つ点の多い西尾維新の「魔法少女バトル」ものです。内容は、ある野心を持つ少年と転校生で魔法使いの少女が織りなす冒険譚です。長尺のシリーズが多い著者が、13年越しに完結作を書いたことでも話題になった、全4冊のシリーズ第1巻。
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知的障害を持った1人の男性が知能を高める手術を受け、本人がその経過を手記形式で綴るという体裁の小説です。最初はでたらめな文法だった文章が、次第にしっかりしてくるところが読みどころで、翻訳者の腐心がうかがえます。映画化やドラマ化など一大ブームを巻き起こした、オススメの感動作です。
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