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みんなのレビュー2,082件

みんなの評価4.1

評価内訳

2,082 件中 1 件~ 15 件を表示

読了

2020/03/09 18:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ムギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

死神の仕事って楽しい仕事じゃないしハッピーな話が多いわけでもないのに不思議と暗い気持ちにならずに読める。CDショップで試聴している人が手袋をしていたら…いやでも見てしまうだろうなと思う。伊坂作品は音楽がキーを握っている場合が多いと思う。テーマとまではいかないけど、本当に自然に音楽が存在している

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キャラクターが良い。

2018/05/08 19:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ROVA - この投稿者のレビュー一覧を見る

大抵「可」だと言ってるのにしょっぱなからそれか、と
意外に感じながら読み始めました。
まあ伏線なんだろうなとは思ってましたが、
それでも最後の話はびっくりしたしウウッとなりました。上手いなあ。

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うーん

2023/04/17 13:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る

何が伝えたいのかいまいちわからない。
だから何?って感じてしまうことが多くって、
伊坂さんの作品合わないかも。

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やさしい死神

2011/07/05 17:49

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:arayotto - この投稿者のレビュー一覧を見る

死を前にした人物に接触して、その人物が死を実行するに相応しいかどうかを調査する死神を主人公とした連作短編集「死神の精度」

1週間後に死を控えた人物として、
電機メーカーの苦情処理係の女性、ヤクザ、殺人犯、床屋の女主人などが登場しますが、なかでもラストの2編、
殺人犯と旅をする「旅路を死神」と、
床屋の女主人と1週間を過ごす「死神対老女」がお気に入りです。


「旅路を死神」は、
東京から青森まで殺人犯と車で移動するロード・ノベル。
その旅路で出会う人々との、ささやかなやりとりのひとつひとつが、けっこう心に染み入ってきます。
そのひとつ、仙台で出会った青年がこんな風なことを語っています。

「人間独自のつらいことのひとつに、裏切りや幻滅がある。でも奥入瀬渓流(旅路の目的地)は幻滅させない、安心させてくれる」と。

この幻滅、というキーワードが全編を貫いています。
期待していた、頼りにしていた人が、実際はそうでもなかったら幻滅してしまう。でも幻滅させないために装うこともある。その装いに気づかないために敵意を抱いてしまうこともある。
だったらどうすれば?
死神がそんな無駄多き人間の行為に対して、答えらしきものを放り投げています。
「そういう下らないすれ違いは、人間の得意とするところじゃないか」

まさにそのくり返しが、人生(川の流れ)なのかもしれません。


「死神対老女」もまた、じんわりと心を、眩しく照らしてくれる作品でした。
老女が1人でまかなっている海の見える散髪屋があります。それほど繁盛はしていません。
ある日、老女は死神に頼みます。
「明後日、10代後半の若者男女を4人くらい客として呼んできて」と。
その理由が、
泣けます。

死神などというキワモノが主人公なので、伊坂幸太郎ファン以外は食指が伸びないかもしれませんが、じっくりと、何度も嚼むように味わいたい短編集です。

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連作

2022/06/04 22:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

だけど、あの登場人物は、どうなったかな……という結果が、後のお話に出てきます。連作短編というかまとめて長編ですね。死神の千葉の設定が異質。対象の人の、一週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断……

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いさかこうたろうという響きが素敵

2022/03/15 16:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:creammochi - この投稿者のレビュー一覧を見る

で人気もあるようなのでオススメを色々検索した結果こちらをはじめての伊坂幸太郎ということで読みました。・・なぜか数ページで眠くなってしまう。つまらないとは感じないのに。むしろ面白いのに。恋愛で死神と死神対老女は眠気は起きなかったけど立ちながら寝そうになったことも。
表層をさらさらと流れていくストーリーは読みやすく死神の千葉さんには惹きつけられます。次の浮力も購入済み。作者(作風?)か私(眠気)の変化があるのか楽しみ。

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設定が面白い短編集

2021/04/26 22:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たま - この投稿者のレビュー一覧を見る

死神は死ぬ定めの者を一週間調査し、その可否を決定する。
主人公の死神「千葉」は真面目で硬いキャラクターだが冗談や比喩が理解できない・ミュージックが好き・人間を突き放しているようで彼等の想いを覚えている、という事でどことなくユーモラスで愛着が持てる死神。
彼の担当した6人それぞれの話が連なる短編。
ヤクザ抗争から閉ざされた雪山ロッジでの連続殺人、はたまた恋愛から逃避行まで様々なパターンの話があって飽きない。面白かった。

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高い精度と上質、洗練に充たされた方程式

2008/03/07 08:09

9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ねねここねねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

上手いなあ、とつくづく。そしてわかりやすい。エンタテイメントに徹したプロの作業であると思う。
「旅路を死神」が白眉。「死神と藤田」「死神対老女」もやはりいい。うるっと来るようなところも確かにあり、ミステリ仕立ての語りではそつない仕上がりのものに思う。全編を通してのものもすばらしい。精度は高く、とても上質。
 
しかしながら、例えば数十年持つだけの耐久力があるかと云われれば、答えに詰まる。
軽妙洒脱と云われること多い伊坂に思うが、この作も短編集という構成を置いたところで、そのものは思えど、太さ、のようなものはあまり感じられない。物語は物語として上手であるが、熱の入り方がドライである。淡白、というのも違う。別地にあるクール。ある種現代的であり、機械的、という言葉が適すだろうか。
 
この作と、伊坂についての印象がある。
例えば試験をしたならば、求められている範疇で90%の点を取る。ポイントを抑える。論旨も明確。そつなく巧妙、精度も高い。前から思っていたものだが、大衆性、人気が高いのも頷ける。
しかしながら、世界自体を狂わすほどの大きな力は無く感じる。数学で例えを云うならば、ゼロでその数を割ってしまうごときの力は持ちはしない。方程式の解法を見せられている快と不快。
割り切ったエンタテイメントとしては非の打ち所がないものだが…。しかし勢い、というか、一点突破、というかの…。違うな。突き抜けた、ものであること。範疇を超えているもの。暴力的なまでの。崇高な、神懸りな、というかの。…そうしたものではないということ。
慣れている、巧妙である。読後感も優れ悪くない。しかしながら、この作も妙に軽く思う。テーマは面白い。なのに不思議なことだ。
優れた才、秀才が持つもの。既に存在する世界のなかにある規定。冒険心は感じない。良かれ、悪しかれ纏まったイメージが残る。例えば『グラスホッパー』『魔王』にしてすら。『オーデュボンの祈り』『アヒルと鴨のコインロッカー』ならそれでも一考するのだが…。
 
伊坂は秀才のイメージがとても強くなった。
破綻すれすれの限界。未然偶然の彼岸にあり、臨界値にある気配を醸す。若しくは天上をゆらり漂う。そのような世界を書物に求めるが、伊坂は枠の内にある。遠く彼岸の極北より、近きのポップを軽やかに仕上げる。掬いし救っているのだが、そのものがどうも軽く感じる。
破綻はしないのだろうな、と思う。「都市的」「現代的」な作家だ。良かれ悪しかれ、優れた工業品のよう。この作も都市の現代に馴染むものだが、深い罅割れや抒情を永年に残すものであるかは疑問に思う。
 
個々人の求めるものにも依るのだろう。
『死神の精度』この作品のレヴェルも大変高い。
上手く、とても上品。優れた職人、プロだとつくづく。
ただしこの作にとって、彼は芸術家ではない。僕が言うまでもないことだが。感じるでなく、考えて構築されたものの印象。
それはそれで悪いものではないのだが…。
 
オーデュボンや、アヒルと鴨~のような作品を再度読んでみたく思う。
何か大きなものを感じた、当時の伊坂を再び見たく思う。

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ミュージックを愛す死神の物語

2008/02/23 21:07

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:久我忍 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 伊坂幸太郎の作品はどれもとても好きなのだが、いつもいつもどのジャンルにカテゴリすべきか悩むものが多い。そして今回読んだ『死神の精度』もまたそんな印象だ。


 短編という形で雑誌掲載された『死神の精度』『死神と藤田』『吹雪に死神』『恋愛で死神』『旅路を死神』『死神対老女』の六編を収録した一冊。短編それぞれも出来はいいが、やはり一気に全部を読んでこそ、だと改めて実感した。
 主人公は『死神』である。とはいえその単語から連想されるファンタジックなイメージと主人公が重なることもないし、作品がファンタジーなのかといえば少し悩む。本作品に登場する死神は、『職業』といった意味合いの方が強いようにも思える。とはいえ人間なのかといえば、殴られても痛みは感じない、味覚はない、そして死神の中でもこれは主人公だけの特徴だが──彼が仕事をするときはいつも雨が降る。
 彼ら死神の仕事は、死を予定されている人物の調査だ。死神は対象が何故選ばれたのかなど知らない。ただ与えられた仕事を──調査対象の死期一週間前に当人に接触し、その人物が本当に死ぬべきなのか否かを調査し、『可』か『見送り』という報告を行う。そして『可』という報告をした場合のみその死が実行されるのを見届ける。
 そして人の生死を左右する調査もかなりいい加減なものだ。彼らは調査期間ギリギリまで地上のCDショップの視聴器にかじりついて愛すべきミュージックに触れるために、たいていは『可』という報告を行う。


「死んじゃいたい」と呟くクレーム処理係の女性。
「弱気をたすけ、強気をくじく」という言葉を信じ続けるやくざ。
「俺は人殺しなんだっての」とあっけらかんと告げる逃亡者。
 そして主人公を『人』ではないと見抜く美容師の老女。
 さまざまな調査対象や、さまざまな人物との出会い──それを見つめる主人公の視点は冷めているようにも見える。人の生死を決定するという仕事に従事する主人公は他の死神と同じく調査結果はほとんどが『可』だ。
「人の死には意味もなく、価値もない」
 そう独白する冷めた印象の死神は、出会う人々や調査対象に人や死についての質問を繰り返す。もしかしたら死というものの中に意味や価値を見出したいのは主人公なのかもしれない。


 そして、私が仕事をするといつも雨が降る──そうぼやく死神はこれからも、淡々と降り続く雨の中でじっと愛すべきミュージックに耳を傾け、対極にある渋滞を毛嫌いし、そして淡々と死を間際にした人々のありようをその目に留めてゆくのだろう。
 

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精度

2014/07/07 09:34

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:航也 - この投稿者のレビュー一覧を見る

初めてこの本を手に取った時は『死神の“制度”』の誤字でないかと思ったが、いざ読み終えるとそうでないことがすぐに分かり、これ以上ないほど“精度”という単語が適切な内容だった。主人公の視点が変わらぬ短編仕立てで、これがこの手法故の読みやすさと面白さの両方を兼ねている。気軽に読み返せる作品。

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4/5★

2023/05/01 12:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:フィクション - この投稿者のレビュー一覧を見る

思ったより楽しくて面白い小説だったんです。伊坂幸太郎さんは初めてだけど、彼によって書かれた本をこれからもっと読むつもりなので、お楽しみにしています。本の中で関係ないみたいな5つの話が含まれて、それぞれ魅力があったと思います。特に最終的な話にちょっとびっくりさせられました。死神さんの感想も読んでいくうちに、彼のいい加減な態度にも関わらず仕事を丁寧にするのは私を励ましてくれたし、印象的だったんです。そして音楽が好きのも同感でした。この小説をおすすめします。

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饒舌な登場人物たち

2022/11/13 18:05

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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

作者伊坂幸太郎が得意とする連作短編集である。最終話で一応話がまとまる という点も同じ。この作品も「死神」という非現実的な存在を主人公としながらも、何故か現実味に富んだ話がつながって描き出されている。主人公の感情交えない無機質な仕事ぶりがいいかな。

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こんな死神なら会ってみたい気もする

2021/07/16 08:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る

死神という存在が、登場人物の人間にとっては絶対的な権限を持っているにも関わらず、友人のような親しみを持てるキャラクターで描かれています。ホラーではなく、ヒューマンドラマ作品として楽しめました。

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憎めない死神

2020/01/08 22:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

音楽好きで好奇心旺盛な千葉は、何とも死神らしくない死神です。多くの人間たちの死を判定しながらも、時折迷いが生じてしまうところも親近感が湧きます。

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死神にヒューマニティー?

2017/04/29 17:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:山好きお坊さん - この投稿者のレビュー一覧を見る

死神界の外回り役が、上部の命により、一週間後に死を迎える候補者の身辺に張り付き、死が可か不可かの最終決定を報告する。対象の死には病死や寿命死を含まず、本人の状況いかんでは「不可」と報告され、その死が先延ばしとなる場合もあるそうだ。一見仕事に身が入っていない死神が、指名された人の生活に深く関与しながら、時には同情し時には相談役的友人としての持ち回りを演じる。これはひょっとすると「不可」と本部に報告するのではとしばしば期待を持たされる。この期待感が本書の醍醐味で、助けてあげてとテンション高めて読み進む。中でも「恋愛で死神」が秀逸、清純な恋とストーカー、読んでのお楽しみ。著者に拍手。

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